【アラフィフ女子の婚活】パートナーシップに影響する親子関係と緩める方法

アラフィフで結婚経験のない方から今からでも結婚できるかなとご相談をいただきました。

ひと昔前ならどんな山あり谷ありでも一生添い遂げて「ああ、この人と一緒に生きてきて良かった」という心境にようやくたどり着くものでした。
長い年月を共に過ごし、ぶつかり合いながらパートナーシップを築くことを時代や社会が良しとしていました。
ですが、昨今はならぬ堪忍をする時代ではなく、第二の人生に踏み出すことも多くなりました。
日本では3組に1組の夫婦が離婚するといわれており、50代60代で新たなパートナーに巡り合う人もの増えています。

 

新しいパートナーといちから始めるのも良いですが、アラフィフまで生きてきた人生の考え方やパートナーとの接し方を変えていくのはなかなか難しいことです。
ここを乗り越えるためには、お互いが相当努力をしないといけません。
気づいたら老々介護に入っているかもしれません。
そうならないために、インナーチャイルドという心の傷を知って解消を進めておきたいものです。

なぜなら、子どもは父親と母親のパートナーシップを教科書として育ち、両親の間で見たパートナーシップの在り方を自分のパートナーとの間に再現してしまう傾向があるからです。
例えば、DVの父親とそれに傷つく母親を見て育った女の子がDVの夫を持ってしまう負の連鎖はよく知られており、インナーチャイルドの影響が考えられます。
負の連鎖を断ち切ることができたなら、パートナーシップも自分が望むものが手に入りやすくなります。
心穏やかに、分かり合えるパートナーに巡り合いたい方は読んでみてください。

2021年2月22日更新

この記事の目次

ワーク:どのようなパートナーを望んでいるか書き出しましょう

貴女はパートナーとどういう関係性を作りたいですか。
パートナーとの関係で望むものを、まず、50個書いてみましょう。
できれば、がんばって100個書いてみましょう。
どんな細やかなことでも構いません。
とにかく絞り出してみてください。

例えば、イケメン、優しい、お酒を一緒に飲める、趣味が同じ、甘えられる、お金に困らない…。

こんな感じで書き出して、一通り書いたらもう少し詳しく見ていきましょう。
イケメンならどんな顔の人ですか?
優しいってどういう優しさですか?
一緒に飲むお酒はどんなお酒ですか?好きな食べ物は?
趣味はどんな趣味?
甘えられるはどういう時にどんな風に?
お金に困らないってどれくらい困らないのですか?

具体的に書き出すとよりよいです。
時間がかかっても良いので、書き連ねていって100個目指してください。

人は現実化していないものを願う

100個書き出すことができたでしょうか。
100個できなくても凹まないで。
大丈夫です。
頭の片隅に宿題としておいておいて、答えが思い浮かんだら書き加えていくとよいです。

さて、出てきたものを見て何か気が付くことはありましたか。

書き出したものの多くは現実化していないものだと思います。
人は、現実化していないことを憧れ、欲しいと思いますよね。
今まで欲しいと思っていたけれど得られてないものが欲しいのです。

この欲しいものの裏に、実は、子どもの頃の親子関係で欲しかったけれど得られなかったものが隠れています。

子どもは親からパートナシップを学ぶ

子どもは生まれてから様々なことを親から学びます。
親の言動は良くも悪くも生きるお手本になってしまい、子どもは自分の人生で無意識にお手本通りに行動しようとします。
食生活、お金の使い方、社会への考え方、家族への接し方、人との付き合い方。
本当にたくさんのことを親から学んで大人になります。

女の子が父親から学ぶ「男の人とは」

女の子が幼稚園や保育園のころ「お父さんと結婚したい」と言うことがあります。
生まれて初めて出会う男性がお父さん。
女の子は、父親が母親にどう接するかお腹の中にいる時からずっと感じています。
生まれてからは、ずっと見ています。

もし、亭主関白で何事にも厳しいお父さんなら、女の子は男の人は亭主関白で厳しいのが当たり前になります。

女の子はお父さんに愛されたいのでお父さんの言うこと聞き、お父さんが喜んでくれること、ほめてくれること、満足してくれることをやろうとします。
でも、女の子だってお父さんにこうして欲しいと思うことはあります。
例えば、抱っこして欲しい時に、厳しいお父さんは抱っこしてくれなかったら、しかも、機嫌が悪くて怒られるような経験をしたら女の子の心は傷つきます。
こういったことが繰り返されると、女の子はお父さんに抱っこして欲しいと言わなくなります。
この時の心の傷がインナーチャイルドです。

女の子は、父親から男の人とはこういうものであると学び、同時に、父親に満たされなかった経験から心に傷を負います。
そして、心の傷を負いながらも、父親との間にできた心の傷・インナーチャイルドを再現するような男性をパートナーに選びます。
無意識に、気づかずに。

一般的には、父親にして欲しかったけれどしてもらえなかったことをパートナーに望みます。
反対に、父親に対して実は抱えている怒りや悲しさをパートナーとの間に感じます。

女の子が母親から学ぶ「女の人とは」

女の子は、父親から男の人とはを学びました。
同じように、母親からは女の人とはを学びます。
父親のそれ以上に母親の心身状態を感じ取って成長してきています。
母親のお腹にいたのだから、胎児期はダイレクトに感じていました。
生まれてからは父親よりも一緒にいる時間が長かったのではありませんか。
しかも同性。

同性の目は時として厳しくつらいものです。
世間でいわれる模範的な母親なら、娘である女の子をそうなるように育てるでしょう。
もし、女の子が母親が亭主関白に従う姿を見て育ったなら、女性は男性に従うものと学ぶでしょう。

もし、母親が自分の女らしさを否定していたら、娘である女の子が女らしく成長していくのを許せないかもしれません。
そうなると、女の子は自分を表現することを諦めてしまうかもしれません。

女の子は、母親との間で心が傷つき、いつの間にか母親が望む女性になろうとします。
だって、母親に愛されたいから、認められたいから。

おしゃれが苦手な方はこちらも併せて読んでみてくださいね。
https://amenosoyokaze.com/beauty-health/fashionable/

インナーチャイルドが貴女の魅力を閉ざす

心穏やかで分かり合えるパートナーと一緒にいる時、貴女はどんな風に存在していますか。
きっと、自然体でいるんだと思います。
素直に甘え、素直に怒り、素直に愛していると言える貴女。
ありのままの貴女。
これこそが貴女の本来の魅力。
自然体「ありのまま」。

今までのパートナーシップで自然体「ありのあま」でいられなかったのならインナーチャイルドが影響していると考えられます。
だって、親にありのままに「抱っこして」「お話聞いて」「ねえねえ」と言って親から怒られたり、邪険にされたら言えなくなるでしょう。
これが染みついてしまっているのです。。。
自然体「ありのまま」でいられなくなると、偽りの自分を演じて貴女の魅力や感性を閉じてしまいます。

本来の魅力、自然体「ありのまま」を取り戻すには

初対面で好印象を持ってもらえたら嬉しいですね。
恋愛は見た目だけではないけれど、初対面でまた会いたいなと思ってもらえるのは大切です。
ポイントは貴女が醸し出す自然な色気
色気といわれたら恥ずかしいですか。
恥ずかしいとしたら、女性らしさを禁じたインナーチャイルドが反応しているのかもしれませんね。
貴女が生まれ持つ女性性なのだから恥ずかしくもないものなんですよ、本当は。
色気という言葉に抵抗があるなら、「自然な女らしさ」に置き換えてください。

ひとりひとりが生まれ持ったその人らしさ、女らしさは自然体「ありのまま」であることで発揮されます。

そのためには、心も体もリラックスした状態を作ることが大切です。

 

体へのアプローチ

体からのアプローチはインナーチャイルドの直接的な解消にはなりませんが、インナーチャイルドの癒しを促してくれます。
自分では気づいていなくても、インナーチャイルドによって心は常に緊張を強いられています。
心が強張っているというのでしょうか。
心と体はつながっているので、心が強張ると体も強張ります。

例えば、男性の大声や動作が怖かったり苦手な人は、そのような場面では体がキュッと強張るのがわかると思います。
子どもの頃、父親からそう接せられてキュッとなってしまったのかもしれませんね。
怖かったり苦手だと、人はうつむき加減で肩をすぼめ小さくまとまろうとします。
筋肉が硬直し、肩こりや頭痛、姿勢の悪さにもつながっていきます。
考え方もネガティブなものへ偏りがちとなり、自然体「ありのまま」でいることができません。

そこで、ボディケアをやってみましょう。
お勧めなのが、自分でできるボディケアではなくて、誰かにやってもらうボディイケア。
誰かに触れてもらうボディケア。

アロマテラピーやオイルマッサージがお勧めです。

皮膚感覚を通して脳からは幸せホルモン・オキシトシンが分泌されます。
これを体験して、体からほぐしていきましょう。

アロマテラピーの香りは脳に作用して体のみならず心も緩めていきます。
施術によって癒しの涙があふれたという話も多く聞きます。

 

心へのアプローチ


直接的にインナーチャイルドを癒していき、心穏やかなパートナーシップを築き上げるのには心のアプローチが有効です。
そのためには子どもの頃の心の傷を思い出し、当時のことを見つめ直す作業が必要です。
ところが、誰しも心の傷は思い出したくもないし、触れたくもありません。
自分ひとりの力で進めるには荷が重いかもしれません。
時には辛いと感じることもあるでしょうが、ここを乗り越えた先に貴女が求める未来が見えてきます。

信頼できる友人に心の内を話してみるのも良いでしょう。
ただ、心の傷は何気ないことで刺激を受けて痛みを呼び覚まし、感情が噴出することがあります。
私自身もインナーチャイルドの癒しの過程で、一番の友人のごくありふれた言葉のひとつに傷ついて怒りを覚え、しばらくの間人間嫌いになってしまったことがあります。
(後に怒りはなくなり、人間嫌いも解消されて、今まで通り一番の友人としてお付き合いが続いていますが。)
このようにとても繊細な面があるのでプロの心理カウンセラーの門を叩くのが良いでしょう。

また、子どもの頃の傷ついた思い出は心の奥底(潜在意識)に沈めて思い出せないことがとても多いです。
思い出せず手つかずになっている心の傷は潜在意識に埋もれているけれど現実への影響度はとても大きいのです。
ここが改善されると現実が変わっていきます。

思い出せない心の傷はヒーリングがお勧めです。
でも、世の中にはヒーリングと称するものは山ほどあります。
インナーチャイルドを扱っているもので、信頼がおけるものを探してみてください。

 

まとめ

今までのパートナーシップで同じことを繰り返して破局しているのならインナーチャイルドの影響が考えられます。
第二の人生を心穏やかに、自然体「ありのまま」に、共に過ごせるパートナーを得たいなら、根底にあるインナーチャイルドによる心の傷を癒しておくことをお勧めします。
親から学んだパートナーシップのパターンを壊してパートナーとの関係性を変えていきましょう。
そのために、体と心からのアプローチを考えてみてください。

素敵なパートナーに巡り合えることをお祈りしていますね。

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この記事を書いた人

感情カウンセリング
ヒーリング&リーディング
漢方薬剤師

大学卒業後、製薬会社の学術部で社員教育と医療関係者への情報提供に携わり、その後、整形外科病院で薬剤師として勤務、退職。
現在は、もっと元気にもっと自由になりたい方向けに感情カウンセリングを提供している。

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では笑顔を取り戻し、日々軽やかに過ごしている。

セッションでは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻していただけるように心掛けている。

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