- 誰もが魅了されるのが北海道
- 自然豊かな道東のおすすめ観光スポット12選
北海道へ旅行したいと考えている方向けに、雄大な自然を感じられる観光スポット(道東編)をまとめてみました。
一度ハマると抜けられないのが北海道。
四季折々の楽しみ方があります。
ハマってしまった私は毎年北海道を訪れ、アクティビティを楽しんでいますよ。
あなたも、レッツ・北海道!
一度はあこがれる北海道
1977年(昭52年)に、でっかいどお。北海道というキャチコピーで全日空さわやかキャンペーンがありました。
このキャッチコピーは日本人の心に刻まれ、今でも北海道のあこがれとともに多くの人に知られています。
大空と大地がどこまでも広がり、その地に立つだけで心も体も解放されるような感覚が北海道の魅力です。
太平洋、日本海、オホーツク海の三つの海に囲まれ、海の幸に恵まれています。
短い夏に作物は美味しさを封じ込めて育ちます。
その景色に、はるか昔の営みを思い出し、日本人のDNAが刺激されるのかもしれません。
自然いっぱい、食べておいしい、観て、体験して満足なのが北海道です。
北海道旅行に最適な季節は?
北海道旅行のベストシーズンは、気候の過ごしやすさからいえば6~9月だと思います。
でも、本音をいえば、いつだってベストシーズンなのが北海道。
四季折々の自然は甲乙つけがたいのです。
輝きが凝縮された夏の北海道も、滝も凍り付く銀世界の冬も、芽吹き始めた春も、目に鮮やかな紅葉の秋も。
どの季節も素晴らしい自然が待っています。
旅の目的に合わせてベストシーズンが決まると考えてはいかがでしょうか。
北海道旅行の服装は?
【夏】
気温は30℃を越すことが少ない北海道の夏。
ただ、その分朝晩が冷え込むことがあるので、日中は半そででも、夜は長袖や防寒用の羽織り物を持っておきましょう。
晴れると直射日光も気になるので帽子もればいいですね。
【冬】
当然ながら外は寒いです。
日中の最高気温が5℃を下回ることはよくあります。
氷点下は当たり前と思っておきましょう。
でも、建物の中は断熱がしっかりしていて寒さに困らない場合が多いです。
そのため、重ね着をして脱いだり着たりで調節すると良いです。
アウターは、しっかりした防寒着。
インナーは、あったか下着やフリースやパーカー、ウールのセーターなどが重宝します。
マフラーや手袋、帽子など防寒小物も忘れずに。
足元はスノーブーツであれば大丈夫ですが、次の3つに気をつけて選んでください。
- しっかりと防寒&防水できる
- くるぶし以上の丈があって雪が入らない
- 底に凹凸があって滑らない

2月の厳冬期。
知床へ行った時のアクティビティするぞ!の服装です。
雪原では紫外線が乱反射して目がつらくなります。
サングラスはあった方がいいです。
- スキーウェア
- フリースや裏起毛のスパッツ・ジャケット
- インナーはあったか下着
- スキー用のフェイスマスク(頭、顔、首が寒い!帽子、マフラー、マスクでも)
- スノーブーツ(靴下は普通の靴下かスキー用)
- 手袋はスマホ操作できるやつ
北海道へのアクセスと道内の移動手段
北海道は面積が大きくて、九州と四国をあわせたくらいあります。
旅行の目的を何にしているか。
どこを何日で回りたいのか。
予算はいくらか。
体力は?
それらを考えて、効率のよい交通手段を選んでいきましょう。
北海道へのアクセスは、水陸空のいずれからでもルートがあります。
道内の長距離移動は定期バスが便利に使えます。
道内の定期観光バス・観光ツアーもあって手軽に観光スポットを回ることができます。
大阪からのアクセスと道内の移動手段をまとめたので、大阪以外の方もぜひ参考になさってください。

道東の自然・おすすめ観光スポット
知床半島



北海道には世界遺産が2つあります。
- 知床(自然遺産)
- 縄文遺跡群(文化遺産)
知床半島はオホーツク海に突き出した長い半島で「独自の生態系」「希少動植物」「人の手による自然の管理体制」の観点から世界遺産に登録されました。
一言でいうと、知床は日本のアラスカです。
陸にはヒグマやエゾシカ、キタキツネ、海にはクジラやシャチも、空にはオオワシやオジロワシが。
知床の自然はガイドさんのお話を聴きながらが体験するのがお勧めです。
季節、目的に応じたツアー業者の一覧が知床斜里町観光協会のサイトにあります。
アクティビティが豊富で何度でも訪れたいです。
釧路湿原


釧路湿原は1980年に日本で最初にラムサール条約湿地に選ばれた日本最大の湿地です。
タンチョウヅルの生息地としても有名です。
- 展望台と遊歩道
数ある展望台のうち代表的なのは釧路市湿原展望台です。
こちらは、湿原に関する展示やバリアフリーの遊歩道もあって利用しやすいです。
笹岡展望台は夕日が美しい展望台として人気があります。
- カヌー・カヤックで川を下る
通常人が立ち入ることができないエリアに入って、地上目線で湿原を探索できるのがカヌー・カヤックの良さです。
タンチョウ、エゾシカ、オオワシに会えるかも。
- くしろ湿原ノロッコ号に乗る
お手軽に湿原の中を通るのがJR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」です。
4月から10月ごろに、最大で1日2往復の運転が基本です。
運転されない日もあるので事前チェックを忘れずに。
阿寒湖

阿寒国立公園は2017年に阿寒摩周国立公園と名称が変わり、エリアも拡大しました。
広大な土地の9割以上が未開発で手つかずの自然が残されています。
阿寒湖といえば、天然記念物のまりもと温泉とアイヌコタン。
阿寒湖温泉街は比較的小さな町なので、主な観光スポットは歩いて回れることができます。
ぎゅっと詰まった王道は
- 阿寒湖畔エコミュージアムセンター
阿寒湖周辺の自然を展示、紹介してくれる施設です。
時間のある時は、すぐ近くの探勝路「森の小道」「ボッケ遊歩道」がおすすめです。
- 阿寒観光汽船
阿寒湖と広い空、美しい山並みの絶景を楽しみながらチュウルイ島へ。
ここでしか見ることができない直径30センチ!?のジャンボまりもとご対面。
- 阿寒湖アイヌシアター〈イコロ〉とアイヌコタン
シアターでアイヌ古式舞踏を見学して、お土産にムックリや刺しゅう、木彫りなど民芸品はいかがでしょう。
阿寒湖畔をひとり旅し、アクティビティを楽しんだ記事はこちらです。


摩周湖・屈斜路湖
- 摩周湖
摩周湖は日本一の透明度を誇るカルデラ湖です。
1966年(昭和41年)にリリースされた布施明さんの「霧の摩周湖」に歌われた湖で、この曲で一気に有名になりました。
湖面に降りることはできず、第一展望台、第三展望台、裏摩周展望台(第二展望台)から眺めるだけなのですが、晴れた日の摩周ブルーは圧巻です。




- 屈斜路湖
屈斜路湖は、摩周湖のお隣、車で30分ほどのところにあります。
キャンプ場もあり、湖に突き出した和琴半島のウォーキングや露天風呂が楽しめます。
【注意】囲いもない正真正銘の露天で男女混浴です。
もし、湖で得体のしれないものを見たらお知らせください!
それは1973年(昭和48年)から目撃情報のある未確認生物「クッシー」かもしれません。
開陽台・野付半島
中標津・別海エリアの自然を感じる観光スポットを2つご紹介します。
- 開陽台
標高270mの台地から見るグルっと330度の大パノラマです。
大平原と丸い地平線に地球は丸いと改めて思うはず。
1982年(昭和57年)のツーリング小説「振り返れば地平線」がきっかけとなりライダーの聖地ともいわれています。


開陽台から車で20分ほどの源泉かけ流しの宿「湯宿だいいち」は、知床半島羅臼町の民宿鷲の宿とともに北海道の森の守護神シマフクロウに会える宿として有名です。
- 野付半島
野付半島は、知床半島と根室半島の中間に位置し、クジラの下あごのような不思議な形の砂州、湿地です。
こちらも陸海空で野生動物が数多く生息し、野鳥は日本最大級の生息地となっています。
立ち枯れたトドマツ林の跡をトドワラ、同じく立ち枯れたナラ林の跡をナナワラといい、風化していく姿は世界の終わりやもの悲しさを感じさせます。
将来は半島が島になり、そして半島自体が消失してしまうといわれています。




オホーツク海・サロマ湖・原生花園
網走といえば、網走刑務所!?
ではなく、網走の夏と冬の自然満喫のおすすめは、壮大なオホーツク海とサロマ湖、2つの原生花園です。
- オホーツク海
夏のオホーツク海は、透明な美しい青い海です。
北海道は海水浴場が少ないですが、ちゃんとあります。
道民の皆さんは、泳ぐというよりバーベキューを楽しむようですよ。
冬(2月初~3月末頃)は、北海道から1000キロ離れたアムール川から氷結範囲が広がって、網走、知床に流氷がやってきます。
シーズンには、知床で流氷ツアーがあるほか、網走港から流氷観光砕氷船おーろらが、紋別港からは流氷砕氷船ガリンコ号が運航されます。
アザラシやオオワシに出会えるかも。








- サロマ湖
日本で面積3番目、北海道では最大の湖がサロマ湖です。
オホーツク海に沈む夕日が美しく、湖面に映る夕日の朱色は秀逸です。
写真好きな方はぜひこの景色を切り取ってみてください。
- ワッカ原生花園・小清水原生花園
ワッカ原生花園は、サロマ湖の東端にある海浜植物の一大群生地です。
季節によってさまざまな花が咲き、その数は300種類にもなります。
ワッカネイチャーセンターでレンタサイクルを借りてお花畑をレッツゴー。
小清水原生花園は、オホーツク海と濤沸湖(とうふつこ)に挟まれた砂丘の上に形成された天然の花畑です。
こちらは約200種類の植物が見られます。
JR釧網本線の原生花園駅が夏季限定で設置されていて、鉄道ファンにもおすすめです。
いずれも野鳥の繁殖地なので、バードウォッチングも楽しそうです。
地球探索鉄道花咲線
根室・厚岸エリアは、観光地としてより牡蠣やアサリ、ウニ、サンマなどの海鮮が注目されがちです。
が、自然を楽しむ観光スポットはもちろんあります!
花咲線は、北海道一長い鉄道路線「JR根室本線(滝川-根室)」のうち、釧路と根室を結ぶ135.4kmの区間をいいます。
厚岸駅を出発した後の厚岸湖・別寒辺牛湿原は絶景ポイントです。
緑と水の湿原風景と太平洋、そして、野生動物たち。
北海道らしい景色を鉄道に乗って体感する旅は、鉄道ファンだけでなく旅人の心も虜にします。


大津海岸
十勝・帯広エリアは、酪農地帯で有名です。
その景色も北海道らしくていいけれど、自然一押しは豊頃町(とよころちょう)大津海岸のジュエリーアイス。
十勝川の氷が太平洋に流れ出し、河口付近の砂浜に打ち上げられた氷が光に輝いて宝石のように見えます。
流氷と違うのは、透明な氷でキラキラ輝くところです。
ジュエリーアイスが現れるのは、1月中旬~2月下旬頃までといわれています。




まとめ:北海道の自然を満喫しよう!
いかがでしたか?
行ってみたい観光スポットは見つかったでしょうか。
魅力的な場所がたくさんあるのが北海道のよさです。
同じ場所でも季節によって見せる表情が全く違います。
お気に入りを見つけて、大自然を楽しんでみてください。
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