更年期の基礎体温は高くなる?低くなる?ガタガタ?私の記録も公開。 

更年期障害の原因は急激な女性ホルモンの減少です。
女性ホルモンが減少すると基礎体温も連動して変化します。
その変化はどのようなものでしょうか。

実は、理科系女子の探究心で自分の基礎体温がどう変わるのか興味津々で測っていました。

今回は、私の記録も公開します。

更年期は月経周期、月経の期間、基礎体温が変化する

更年期になると、卵巣の機能が低下し、女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)の分泌が不安定になります。
それに伴って、月経周期、月経の期間、基礎体温が変化します。

注意したいのは、更年期の変化は個人差があること。

規則的に生理がきていて突然止まる人もいれば、月経周期がランダムに変わって閉経にいたる人もいたり、教科書通りの人もいたりと実に様々で正解はないということ。
したがって、ご自身の変化で心配なこと、わからないことがあれば婦人科を受診して相談することをお勧めします。

 

更年期の基礎体温のパターンは主にこの3つ

更年期の基礎体温をざっくりと分けると次の3パターンがみられます。

  • 低温期と高温期の二相がみられる
  • 低温期と高温期の二相がはっきりしなくなる
  • 高温期がなくなり低温期のみになる

低温期と高温期の二相がみられる

標準的な基礎体温のパターンでは、卵巣のはたらきが充実していると排卵があり、黄体ホルモン(プロゲステロ)によって体温が上昇し高温期が形成されます。
上のイメージ図のように低温期と高温期の二相が見られます。

ところが、更年期に差しかかると卵巣のはたらきが衰えてきます。
そのため更年期に入ると、低温期と高温期の二相があるものの、月経周期が長くなったり短くなったりして、月経の様子がいつもと違ってきます。

逆にいうと、二相がはっきりみられるのなら卵巣のはたらきがまだ安定しているということになります。

低温期と高温期の二相がはっきりしなくなる

卵巣のはたらきがさらに衰えていくと、黄体ホルモン(プロゲステロン)もさらに減っていきます。
そのため高温期が形成されにくくなるので、低温期と高温期の二相がはっきりしなくなります。

後ほど私の記録したグラフを紹介しますが、上のイメージ図とは違ったグラフになりました。

高温期がなくなり低温期のみになる

閉経とは月経が永久に停止することをいいます。
卵巣にある卵胞(卵子のもとになる)が消失して排卵がなくなるので月経もなくなります。
体温を上昇させる黄体ホルモン(プロゲステロン)も分泌されなくなるので、低温期のみになります。

こちらも後ほど私の記録したグラフを紹介しますが、高温期がなくなって平均体温が低くなっています。

 

私の更年期記録

最終月経10回前の月経~最終月経までの1年半の記録をご紹介します。

測り始めたのは50歳で、その頃はすでに卵巣の機能は低下していたようです。
そのため、残念ながら、基礎体温が綺麗に二相に分かれているデータがありません。
でも、まさに変化の途中ということで、何かの参考になれば幸いです。

基礎体温を測る時、毎日の記録が大変なので朝一番に測ったらすぐにスマートフォンのアプリに入力していました。
自動的にグラフ化され、生理開始日と終了日も入力すると月経周期も計算されるので便利です。
ただ、更年期では生理予測日や排卵予測日が計算されても全くあてにならないので、グラフに表示されてもなんだかつまらなかったです。

なお、ここで使用している画像は、スマホのアプリのスクリーンショットを加工してグラフの全体が見られるようにしてあります。
見づらいかもしれませんがご容赦ください。

月経周期と期間の記録

私の場合、更年期に入るまでは規則的に月経があり、月経周期は約30日間、月経の期間(生理期間)はだいたい7日間でした。
それが変化して、月経周期が長くなったり短くなったりしたのが特徴的でした。
(※印はその時のちょっとした感想を入れてあります。)

  • 最終月経10回前の生理

    2017年5月23日~2017年5月29日(6日間、月経周期:37日
    ※あれ?いつも通りにこないわ…

  • 9回前

    2017年6月17日~2017年6月23日(6日間、月経周期:25日)

  • 8回前

    2107年7月10日~2017年7月17日(7日間、月経周期:23日
    ※今回はくるの早っ!

  • 7回前

    2017年10月4日~2017年10月12日(8日間、月経周期:86日
    ※生理がちょっと長いなぁ。間もあいたし…。そろそろ?

  • 6回前

    2017年11月1日~2017年11月7日(6日間、月経周期:28日)

  • 5回前

    2017年11月27日~2017年12月4日(7日間、月経周期:26日)
    ※1か月に2回も生理がきた。

  • 4回前

    2018年2月13日~2018年2月20日(7日間、月経周期:78日

  • 3回前

    2018年3月16日~2018年3月23日(7日間、月経周期:31日)

  • 2回前

    2018年4月20日~2018年5月10日(20日間、月経周期:35日)
    ※生理がなかなか終わらず心配。婦人科受診を悩みながらの20日間。

  • 1回前

    2018年7月25日~2018年7月31日(6日間、月経周期:96日
    ※約3カ月ぶりに生理がきた!

  • 最終月経

    2018年11月11日~2018年11月16日(5日間月経周期:109日
    ※約3カ月半ぶりに生理がきた。しかも短っ!(これが最後だったのがわかったのは1年以上後。)

 

基礎体温をつけていたので、体調と合わせて何となく生理がくるのがわかりましたが、測定していなければいつくるかいつも心配していたと思います。

 

基礎体温の記録

次に、基礎体温の記録を二つ公開します。

最終月経の10回前から9回前までの基礎体温

生理の期間 6日間
次の生理まで(月経周期) 25日
平均体温 36.63℃ です。

低温期から高温期へはガタガタしながらも比較的なだらかに変化しています。
36.70℃を補助線にすると、何とか二相ができているようにも見えますが、二相が綺麗に分かれる標準的なパターンとは違いますね。
卵巣のはたらきが衰えて二相がはっきりしなくなっているパターンです。
排卵が起こっているのか起こっていないのか、私には推測できない状態です。

閉経の頃の基礎体温

生理期間 5日
次の生理 なし(後に振り返ると、ここが最終月経でした)
平均体温 36.17℃

低温期と高温期の二相が見られないですね。
36.70℃を基準に線を引いても越えてくることはなく、低温期のみのパターンです。
この時期の平均体温は36.17℃で、平熱としても少し低めです。
今までは女性ホルモンのおかげで体温を維持できていたのかもしれません。

更年期の体の変化を頭ではわかっていましたが、平均体温の低下をこうしてグラフで、数値で見ると、えーっ!びっくり!

「いよいよ…閉経なのね…」とあきらめる気持ちと、これからどうなるのかという不安。
反対に、あれほど面倒に思っていた生理を「まだあって欲しい」という気持ち。
それらが一気にきて、正直なところ、気持ちが滅入りました。

 

基礎体温を測ることは体調管理のひとつ

病院に入院すると、朝と夕に検温があるでしょう?
コロナウイルスの流行で、施設に立ち入る時に検温があったりするでしょう?
体温はその人の体調のバロメーターになるからですね。

基礎体温は起床直後の体温を測ります。
一日のうちで一番安静にしている時の体温です。
一日の始まりの体調を表します。

婦人科受診の際は、基礎体温を測っていなくても問題はありませんが、診断の手助けとなることがあります。

 

日々の健康管理

測定に慣れないと面倒くさいです。
けれど、測っていると自分の体調の変化に気づきやすくなります。

私の体験では、自分の体が冷えているのが数値ではっきりとわかりました。
体感覚ではそんなに冷えているとは思っていませんでした。

グラフを見ると、閉経に向かって低温期高温期の二相を作らなくなり、平均体温も下がってきました。
36℃を切ることもありました。

35.77℃という日があって、その日は朝から体も重く、動きも今ひとつで、ぎっくり腰になりそうになったことがあります。
冬場ならすぐに風邪を引いてしまうような体温に「今日は温かくしとかなきゃ」と、自分を気遣うことができました。
また、年齢と共に落ちている代謝を上げるために運動しようという気にもなりました。
人生後半戦は健康でいたいです!

また、更年期は、微熱が続くということもあります。
仕事や家事に忙しくて「なんか熱っぽいわ」だけで見過ごされやすいのですが、微熱の裏に病気が潜んでいることがあるんですね。
記録していると、何かおかしいと気づきやすくなるし、医療機関を受診した時に診断の参考になります。

 

避妊

更年期は生理不順で、排卵があるのかないのか、あるとしてもいつなのかとてもわかりにくいものです。

閉経とはっきりわかるまでは、妊娠の可能性があると思ってください。
はっきりでなくても低温期高温期の二相がみられるなら要注意。
きちんと避妊をしましょう。

 

まとめ

更年期は、閉経をはさんだ前後5年。
更年期の症状に気持ちがついていかないこともあります。
そんな時に基礎体温のパターンから自分が更年期のどの段階にいるのかを知り、体への理解を深めることは心の安定化に少なからず役に立ちます。

昨今はコロナウイルスの流行もあって、検温はより身近になっていることでしょう。
基礎体温を測ることで体調管理をしていくのもひとつの方法です。

 

更年期っていつから?女性の心と体が変化する時。

 

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