- 秋の薬膳料理に使える「イカと厚揚げの豆鼓炒め」
- 発酵調味料豆鼓(とうち)がコクと具材のうまみを引き出している
- 白い食材のイカと豆腐&程よい辛味が肺を養生する
ビオラルの冷凍ミールキット「イカと厚揚げの豆鼓炒め」を作ってみました。
実は、このキットは通年を通していただけますが、特に秋におすすめな料理です。
時短で楽々な薬膳ミールキットだったのです。
秋に肺を養生すると、肌や粘膜が潤い体を乾燥から守ってくれます。
その結果、風邪などの病原体に感染することへの抵抗力が増します。
調理レポートと薬膳としてのはたらきを合わせてご紹介します。
イカと厚揚げの豆鼓炒め
【価格】
210g 645円(税込)※一部店舗で価格が異なります。
【原材料名】
具材
冷凍絹厚揚げ(丸大豆・国産、植物油)
紫いか(国産)
ブロッコリー(国産)
たまねぎ(国産)
/安定剤(加工澱粉)、凝固剤(塩化マグネシウム)、(一部に大豆、いかを含む)
添付調味料(ソース)
砂糖(国内製造)、にんにく、清酒、食塩、豆鼓、ごま油、でん粉、澱粉加工品、酵母エキス、香辛料、(一部に大豆、ごまを含む)
作り方
ボリュームを出すアレンジ
1人分は量がちょっと物足りないかもしれません。
そこで、今回は水煮たけのこを加えてみました。
水煮たけのこは2人分で120gを短冊切り。
大きさや厚さは他の具材に合わせますが、薄めに切ると下味をつけなくても美味しくいただけます。
厚揚げを炒めるタイミングで水煮たけのこも一緒に炒めて火を通します。
これくらいの増量であれば、他に調味料を足さなくてもソースだけでほどよく味がつきます。
ボリュームアップには、旬の野菜をプラスすると美味しく仕上がりそうです。
- 春:アスパラガス、にんじん、たけのこ
- 夏:パプリカ
- 秋:しめじ、エリンギなどキノコ類
- 冬:白ネギ
プラスする時のコツは、
★固いものは薄く切って火が通りやすく。
★厚揚げに焼き目をつける時に一緒に炒める。
食べた感想
お、美味しい!って感じです。
イカは火が通ってもやわらかく、鹿の子に切れ目が入れられているのでソースとよく絡んでいます。
味付けはしっかりし、辛味がほどよく効いているのでご飯が進みました。
若干、冷凍もの独特の風味を感じますが、豆鼓のソースがしっかりしているので気にならなくなります。
ボリュームは少な目に感じました。
夫は水煮たけのこを増量して完食です。
副菜がなくてこれ一品だと物足りなかったと思います。
献立例
ご飯、味噌汁、常備菜、漬物があれば文句なく献立成立です。
胃腸が健康な人は玄米ご飯や雑穀ご飯もおすすめです。
材料・調味料のはたらき
材料・調味料の薬膳でのはたらきを見てみましょう。
薬膳では、食材ひとつひとつのはたらきより献立全体のバランスが重要です。
その日の体調に合わせて食を選んでいきます。
イカ
脾胃を養い、肝を助けます。
血を補うはたらきがあり、女性の不調(貧血、月経不順、おりものなど)に良いとされています。
ブロッコリー
脾を補い、胃の調子を整えます。
たまねぎ
気、血の滞りを和らげ、体を温めてくれます。
辛味は秋の「肺」を養生してくれます。
たけのこ
体を冷やすはたらきが強いので、体の熱を取ります。
消化促進や便秘解消に用いられます。
豆鼓(トウチ)
豆鼓(トウチ)は、黒豆に塩を加えて発酵させ、保存性を高めた調味料です。
塩味が強く、味噌のような風味や香りがあります。
細かく刻んで中華料理に利用するとコクと旨みがプラスされ、味に深みが出ます。
薬膳の淡豆鼓(タントウシ)とは別物です。
秋の養生ポイントは肺
冬の冷たい乾燥した風は、体の潤いを奪い、体を冷やしていきます。
秋は冬の不調に備える季節です。
薬膳では、秋には白色の食べ物や少し辛味をいただくのがコツです。
秋におすすめの白い食材:豆腐、イカ、れんこん、里芋、白菜など
生野菜は体を冷やすはたらきがあるので控えましょう。
秋以降は、温かく調理し体を冷やさない工夫を心がけましょう。
まとめ
ビオラルの冷凍ミールキット「イカと厚揚げの豆鼓炒め」を調理してみました。
秋の養生ポイント「肺」に良い食材のイカやたまねぎが程よい辛味で美味しく食べることができます。
もちろん、通年で食べていただけます。
冷凍室にストックしておけば、今日はご飯を作るのがしんどいなと思う時に楽々調理できてありがたいです。
調理時間が短くなった分、体を労わり、のんびりゆったりと過ごす時間にできます。
薬膳を使えば、心と体のどちらにも効果的ですね。
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