信頼できる人の特性と識別方法。誠実さを身につける4つのアドバイス

「信頼できる人」とは一般的にポジティブな印象を持たれがちですが、その具体的な特徴を説明するのは案外複雑です。

私たちの日々の生活や恋愛において、信頼できる人はどのような行動や態度を示すのでしょうか。

本記事では、信頼できる人の特徴を性別に分けて詳述し、信頼できない人との違いや自らも信頼性を高める方法をご紹介します。

この記事の目次

「誠実」という言葉の意味

「誠実」は、心から人や物事に対応することを指します。

心のあり方が飾り気がなく、真実の状態であるため、「誠実」とは「飾り気のない真実の心で物事に対峙すること」と言えます。

このことから、「誠実な人」は「自己の欲求や利益を偽らず、真剣に人や物事に向き合う人」と定義されます。

恋愛においては、一途で浮気のない人を「誠実な人」と呼ぶことが一般的です。

ビジネスシーンでは、誠実さをアピールする際に「誠実な対応」という表現が頻繁に用いられます。

【性別で見る】信頼できる人の特性

業務における「誠実」は、私心を排除して、見られていない場所でも一生懸命取り組む真摯な態度を意味します。

では、人間関係や恋愛で「その人は信頼できる」と感じさせる特徴は何でしょうか。

次に、信頼できる人が共通して持つ特性を性別に分けて解説します。

信頼される男性の行動パターン

通常、「私は誠実です」と自称する人物は、その実感を周囲から得ることが難しい場合があります。

誠実さは自己宣言するものではなく、日常の振る舞いによって他者に評価される性質です。そのため、一目で誠実さを見極めるのは難しいですが、以下の特徴を持つ男性は誠実である可能性が高いです。

どんな場面でも一貫した態度を保つ

信頼できる男性は、対象が誰であろうとその態度を変えません。特定の人物、例えば上司や自分に利益をもたらす可能性がある人々には丁寧に振る舞い、他の状況、たとえば店員に対しては横柄になるような二面性を持つ人は信頼できるとは言えません。

一貫性のある対応をする人は、不在の者の悪口を言ったり、地位が低い人に対して高圧的な態度をとったりすることはありません。

物を大事にする心遣い

毎日使用するアイテム(時計、財布、靴など)や車、趣味のアイテムにこだわりを持ち、それらを丁寧に手入れし、大切に使用する男性は、誠実さが伺えます。

物への愛着は、人間関係における配慮や愛情と密接に関連しています。一方で、常に新しいモデルを求めたり、物を大切に扱わない人は、人間関係においても誠実さに欠ける傾向があります。

真実を語る

誠実な男性は、都合の良い嘘をついたり、場当たり的な対応をすることなく、自らの発言に責任を持ちます。彼らは社交的な場での軽率な発言を後で取り消すことなく、周囲の意見に流されることなく、自分の本心をしっかりと伝えます。

彼らの言葉は裏表がなく、言葉に隠された意味を推測する必要がないため、その言葉をそのまま信じて良いでしょう。

信実性を示す約束の維持

社会人としての責任感から、予定が変わってデートの約束を守れなくなることもありますが、信実な人々は軽々しく約束を破ることはありません。

彼らはスケジュールを調整して会えるように努力し、どうしても避けられない事情がある場合には代わりの計画を提案するなど、相手の感情を尊重します。

信実な人は自分も約束を守るため、他人にも同じ態度を期待しています。

誠実さを重視するなら、自身も同じように振る舞うことが求められるでしょう。

信頼される女性の行動パターン

男性が求める恋人や結婚相手にとって、安心感を提供できる信実な女性は理想的です。

外見の魅力だけでなく、信用できるか、思いやりがあるかが重要です。

以下に挙げる特徴を持つ女性は、信実さを兼ね備えているため、安心して付き合うことができるでしょう。

配慮が行き届く

信実な女性は、他人からの評価や見返りを期待することなく、自分の本心から出る気配りを自然に行います。

周囲に困っている人がいれば、積極的に支援を申し出るなど、自然体での思いやりが行動に現れますが、それを自慢したり恩に着せたりすることはありません。

人間関係では競争や対立を好まず、共感と支援を大切にするため、周囲からの信頼も厚いです。

他人の陰口を言わない

他人が不在の場での悪口や陰口を楽しむ女性は、信実性に欠けると言えます。

このような女性は、相手の前では違う態度をとり、本人に直接話すことを避けます。

何か問題が生じた場合には、真摯に対処することなく、ネガティブな感情を持ち続け、他人に共感を求める傾向があります。

経済的自立を保つ

誠実な女性は自分の収入に見合った生活を心掛け、見栄を張って無理な生活を送ることはありません。彼女たちは家計に応じて楽しみを見つけることができるため、配偶者の収入が減少した際も不満を漏らさずに適切に対応します。

一方で、高価なブランド製品を身につけたり、SNSで贅沢な生活を誇示する女性は、収入に合わない生活を送っていることが多く、他人に依存する傾向があります。

謝罪ができる誠実さ

誤った行動をとった後や、相手に迷惑をかけた際に、誠実な人は自然と「ごめんなさい」と謝罪します。

自分の非を認めることに抵抗がある女性や、議論をそらして自己正当化を試みる女性は、この一言を口にするのが難しいです。

誠実な女性は自己の過ちを素直に認め、謝罪するとともに、同様の問題を未然に防ぐための方法を考えることにも努めます。

不誠実な人の典型的な特徴

不誠実な人は、自己の利益や欲望を優先して、うそをついたり約束を破ったりすることに罪悪感を感じません。そのような人と親しくなると、不快な思いをするだけでなく、様々な問題に巻き込まれるリスクも伴います。

ここからは、不誠実な人々の特徴をさらに詳しく掘り下げていきます。

決断力の欠如

不誠実な人々は決断力が欠け、しばしば意見を変えたり約束を反故にすることがあります。他人が不便を被ってもそれに気を留めることは少ないです。

彼らは他人の立場を考慮せず、その日の気分によって行動が左右されるため、一貫性のある行動を期待するのは困難です。

都合の良いオファーや面白いと感じる計画があると、すでに別の約束があってもそれをキャンセルし、新しい計画に飛びつくことが多いです。

自己中心的な行動

自己中心的な行動をとる人々は、他人の感情や状況を配慮せず、自分の欲求を最優先に置いて行動します。

他人を利用して自己の利益を追求することを厭わず、他者からの非難や批判に対しても動じることがありません。

親しい人が困っていても、自己のリスクを恐れて助けを提供しないため、相手を非難し、責任を問うこともしばしばあります。

財政と人間関係の不誠実さ

不誠実な人々は金銭管理が杜撰で、欲しいものがあるとすぐに手を出し、高い利息のローンを組むか他人に金銭的な負担を強いることもあります。

異性との関係においても問題が多く、恋人がいても浮気をしたり、複数の関係を同時に持つことで他者を傷つけます。

嘘をついては自己の欲求を満たす行動を繰り返し、その過程で他人を軽視し、問題を引き起こします。

問題が生じると逃避する傾向

問題に直面すると、不誠実な人々は責任を取ることを避け、逃げ出す傾向があります。

責任が伴う仕事のポジションを避け、楽な立場を求める一方で、利益が見込める場合のみ積極的に関わろうとします。

何かトラブルが発生した際には、自身に責任がないと主張し、他人にその責任を押し付けることも少なくありません。

恋愛でも、関係が深まると責任を伴うことから逃れようとし、問題が複雑になると一方的に関係を断ち切ることがあります。

誠実性を判断する方法

誠実な人とそうでない人を見分けるのは、時には複雑です。特に、不誠実な人が誠実であるように振る舞っている場合、その区別は一層難しくなります。本当に誠実な人かどうかを見極めるために、以下の三つの基準を用いて評価してみましょう。

全ての人に対して公平か

誠実な人は、社会的地位や個人的な関係に関係なく、全ての人に公正に接します。高い地位の人々にだけ敬意を払い、それ以外の人々には無礼な態度を取る人は誠実ではありません。また、親しい人たちに対して不必要にプライバシーを侵害したり、人格を否定するような行為をする人も誠実さに欠けます。

他人からの信頼が厚いか

長期にわたる人間関係や職場のコミュニティでの信頼は、その人が誠実である強い指標となります。表面的に誠実に振る舞っても、時間が経つにつれてその本性や信頼の欠如が明らかになることが多いです。一方で、真に誠実な人は利害関係に左右されずに一貫して真摯な態度を保ち、信頼を築いていきます。

不平を言うことが少ないか

もちろん真面目な人の中には愚痴を言う人もいますが、誠実な人は通常、個人的な不満をあまり口にしません。彼らは問題に直面した際、私情を挟まずに解決に向けて真剣に取り組みます。また、問題を他人と共有し、協力して解決することを優先します。愚痴が多い人はしばしば固定観念に囚われており、視野が狭まっていることがありますが、誠実な人は状況に応じて公平で広い視点を保持しています。

誠実性を育てる4つのアドバイス

誠実性は一晩で身につくものではありませんが、日常の心構えによって育てることができます。誠実に振る舞うようになると、自然と周囲の人々も信頼し、誠実な人が増えていくでしょう。以下に誠実性を高める具体的な方法を示します。

感謝の心を常に持つ

誠実な人は、すべての出会いや物事に感謝の心を持ちます。些細なことでも、支援や親切を提供してくれた人々を大切にし、感謝の意を言葉にして伝えることが大切です。また、「当然のサービス」と思わずに、どんな場面でも礼儀を尽くすことが重要です。物を大事に扱うことも、感謝の心から始まります。

損得を考えずに公平に接する

誠実な人は、人間関係を損得で判断しません。「この人といると得をする」とか「損になる」といった考えを持たず、全ての人に公平に接することが誠実性の表れです。打算的な行動を取ると、周囲も同様の態度を取りがちで、真実の友情や愛情が育ちにくくなります。

言動に対する責任感を持つ

誠実な人は自分の言動に責任を持ちます。発言したことや行動には一貫性を持って対応し、状況が変わったからといって言い訳せず、始めたことは責任を持って終わらせるべきです。他人を責めたり、責任を転嫁することなく、自分の行動や選択の結果には堂々と向き合うことが求められます。

目撃者がいなくても品行を守る

誠実な人は、目撃者がいない状況でも、社会のマナーや規範を守ることを欠かしません。誰かが見ているわけではないからといって、ゴミを不適切に捨てる行為は、誠実さとは程遠い行動です。常に一貫した行動を保ち、自己の原則に忠実であることが誠実さの一つの表れです。

まとめ:誠実な人との出会いを求めて自分を見直す

誠実な人々は、私利私欲を抑え、真剣に他者や物事に対峙します。例えば、男性は誰に対しても公平で、物を丁寧に扱うことを心掛け、女性は自然に他人を気遣い、他者の悪口を避けます。一方で、不誠実な人々はしばしば矛盾した行動を取り、他人に迷惑をかけることに無頓着です。誠実さを身につけるためには、感謝の心を持ち続け、人を損得で判断しない姿勢が重要です。自分自身の行動を見直すことで、同様に誠実な人々と出会う機会が増えるかもしれません。

誠実性を高める具体的な方法として、以下のポイントが挙げられます。

感謝の心を常に持つ:どんな小さな支援も感謝して表現する。
損得を考えずに公平に接する:全ての人に公平に接し、損得を考えない。
言動に責任を持つ:言ったことや行ったことに一貫性を持って対応。
目撃者がいなくても品行を守る:誰も見ていなくてもマナーや規範を守る。

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この記事を書いた人

カウンセリング、リーディング、ヒーリング
薬剤師(漢方・薬膳に精通)

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では心と感情の専門家として、サービス提供をしている。

ミッションは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻した人を増やすこと。

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