人によって態度を変える上司。それってモラハラ?どんな性格?自分を守る冷静な対応法5つを紹介

周囲の人に応じて態度を変える上司のせいでストレスを感じたことはありませんか?

個々の好みはあるものの、その差を明らかにされると腹立たしくなりますよね。

この記事では、周囲の人によって態度を変える上司の性格や考え方、そして対処法やモラハラかどうかの見極め方について解説します。

お困りの方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

周囲の人によって態度を変える上司の性格

まず、周囲の人によって態度を変える上司の特徴を見ていきましょう。

不公平な対応をされると誰でも不快に感じますが、その性格や行動を理解しておくと対応しやすくなります。

上司の傾向や行動パターンを把握し、ストレスを軽減しましょう。

気分が不安定で態度が変わりやすい

人によって対応を変える上司は、気分もその人次第で変わります。

気に入った人の前では明るく振る舞いますが、好まない人が現れるとすぐに不機嫌になります。

このような対応の違いがはっきりしており、嫌われている人は精神的な負担を感じやすいです。

好みや感情を隠さない、子供っぽい性格と言えるでしょう。

他人を褒める時に誰かをけなす

他人を褒める際に、嫌いな人をけなして引き立てることも特徴です。

人によって対応を変える上司は、部下を素直に褒めることができません。

誰かが成功を収めることを、他の人が及ばないことと捉えています。

そのため、人を褒める際には同時に誰かをけなすのです。

好みによる評価の偏り

好みによって評価が異なることは珍しくありません。

同じ過ちをしても、好意を持つ人には寛容に対応し、反感を持つ人には厳しく批判します。

成果を上げたときも、気に入っている人には過剰に褒めますが、好まない人には反応を示さないことがあります。

場合によっては、成果を自分の功績として主張することもあります。

嫌悪感を持つ人の排除

嫌悪感を持つ部下を意図的に孤立させる上司もいます。

仲間外れにする行為は一般的に批判されますが、このタイプの上司はそれを利用します。

自分の権力を誇示したり、他人を操作したり、ストレスを発散したりするために、このような行動を取るのです。

自身の過ちを認めない態度

自身の過ちがあっても、決して認めずに周囲を混乱させる特徴があります。

このタイプの上司は、自分のミスや倫理に反する行動をしても、それを正当化する傾向があります。

その結果、部下が負担を背負うことや、業務に悪影響を及ぼすこともあります。

態度の変化の背景にある心理

上司が部下に対して態度に差をつけることは好ましいとは言えませんが、その背景にはさまざまな心理があります。

この部分では、上司がなぜ態度を変えるのか、その心理的な動機を掘り下げていきます。

上司の行動を少しでも理解したい方はぜひ注目してください。

余裕のなさ

余裕がなくなり、感情のコントロールが難しくなっていると推測できます。

一定の地位になると、仕事に関連するプレッシャーやストレスが増えます。

さらに、忙しさや疲れが重なると、上司は心の余裕を失います。

その結果、理性的に振る舞うことが難しくなっているのでしょう。

嫌悪感を表したい意図

過剰な態度には、相手に対する嫌悪感を伝えたいという心理があると考えられます。

多くの人は、相手を好まない場合でも感情を表に出さずに隠します。

しかし、態度に差をつけるタイプの人は、意図的にその態度で「あなたのことが嫌いだ」と伝えているのです。

自信のなさと不安

自信がなく不安を感じているため、気に入らない人に厳しく当たる上司がいます。

不安を感じると、感情が不安定になることがあります。

そんな時、気に入らない部下に感情をぶつけて、自分のネガティブな感情を解消しようとするのでしょう。

ライバルへの対抗心

部下をライバルと見なして、早期に排除しようとする傾向があります。

将来的に自分の地位を脅かす可能性があるため、妨害や攻撃を通じて出世の機会を奪おうとします。

自分を支持する部下や、ライバルになり得ない部下を好んで近くに置きます。

これは自己保身のために周囲を固めているのです。

利害関係に基づく態度の変化

特定の人から好かれたいという下心から、相手によって態度を変えることがあります。

このタイプの人は、自分が好む人や上位の立場の人にはお世辞を言って機嫌を取ります。

利益が見込めない相手には、冷たくあしらったり、敵意を示したりして適当に扱います。

公平な対応をする上司の特徴

一方で、相手によって態度を変える上司がいる中、誰にでも公平に接する上司もいます。

そのような理想的な上司に共通する特徴をいくつか紹介します。

違いを知りたい方や、模範としたい方は、ぜひ参考にしてください。

寛大さ

寛大な人は、他人の立場や感情を考え、公平に接します。

自分の好みや価値観に基づく態度の変化を避け、偏見や差別的な言動をせず、一貫した態度を取ります。

そのため、同僚や部下から尊敬と信頼を得やすいです。

合理的な判断力

優れた上司は、感情に流されずに合理的に判断します。

好き嫌いや一時的な気分による態度の変化はせず、公平な態度を保ちます。

理不尽な対応は反感を招き、業務に支障をきたすと理解しているため、そのような行動は避けます。

親しみやすさ

人懐っこく人気のある上司は、人によって態度を変えることはめったにありません。

親しみやすいタイプの人は、冷淡な態度や偏った対応をすることが少なく、その人間的な魅力や温かさが多くの人から好感を持たれる理由です。

態度の差がモラルハラスメントにあたるか

他の人と比べて明らかに差別されたり、冷遇されたりすると、心に傷がつきます。

特に、上司が立場を利用して明らかに態度を変える場合、「これはモラルハラスメントではないか?」と疑問に思うことでしょう。

実際に、業務上の必要性がないにもかかわらず、上司が人によって態度を変えて不当な扱いをするのは、モラルハラスメントに該当する可能性が高いです。

上司から不合理な対応を受けても「耐えなければならない」「自分に非があるのかもしれない」と考えて、黙って受け止めてしまう人も少なくありません。

しかし、黙って耐えるだけでは、上司の態度は変わらず、自分の心とキャリアも守ることができません。

対応がひどい場合は、適切な手段を講じる必要があります。

信頼できる友人や、職場の上司、カウンセラーに相談することをお勧めします。

態度を変える上司に対する対応策

ここでは、態度を変える上司に対処する方法を紹介します。

上司が不当に差別をする場合、それはモラハラやパワハラに該当する可能性があります。

上司の態度によって不利益を受けたり、気分を害したりしている方は、ぜひ参考にしてください。

詳細な記録を残す

相談や報告をする際、口頭だけでは信用されないことがあります。

そのため、上司から不当な対応を受けた際は、できるだけ詳細に記録しておくことが大切です。

日付や上司の具体的な言動、その時の自分の感情など、細かく記録しておきましょう。

信頼できる人に相談

信頼できる第三者に相談することも効果的です。

会社の相談窓口やカウンセラー、労働局などを利用してみましょう。

アドバイスをもらったり、話を聞いてもらったりして、対処法を考えることが大切です。

被害の証拠があれば、迅速に対応してもらえる可能性が高くなります。

上位の上司に報告

問題の上司よりも上位の立場の人に報告することも有効な手段です。

その人が味方になってくれることを確信していれば、一度相談してみましょう。

証拠を提示し、冷静に話を伝えることが重要です。

上司に直接注意を促したり、行動の改善を求めたりしてくれる可能性があります。

堂々と対応する

上司から不当な扱いを受けても、ひるまずに堂々と対応しましょう。

ショックを受けて自分を責めるよりも、上司の不適切な行動に立ち向かうことが重要です。

上司の態度が問題であることを明確に示すためにも、自信を持って行動してください。

法的な対応を検討する

被害が深刻な場合は、法的な対応を検討することも選択肢です。

ためらうことなく、会社に証拠を提示して「改善されなければ法的手段を取る」と伝えましょう。

あなたが真剣であることが伝われば、会社も対応を重視するはずです。

それでも解決しない場合は、法的な手続きを進めることを考えましょう。

まとめ:理不尽な対応には、冷静に自己保護を図る

社会人として、時には不快な経験をすることもあります。

社会人として、少しの不快な経験は避けられないこともあります。

しかし、上司が不公平な扱いをしたり、理不尽な差をつけたりする場合は、問題があります。

我慢し続けると、ストレスによって心身のバランスが崩れたり、キャリアのチャンスを逃したりすることもあります。

もし不公平な扱いを受けた場合、以下のような対処が考えられます。

  • 不当な扱いを受けた際の詳細を記録する
  • 会社の相談窓口やカウンセラー、労働局など、信頼できる人に相談する
  • 問題の上司より上位の人に状況を冷静に説明する
  • 被害が深刻な場合は、法的手段を検討する

自分の立場や健康を守るため、そして人生やキャリアのためにも毅然とした態度を保ち冷静に対応することが重要です。

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この記事を書いた人

カウンセリング、リーディング、ヒーリング
薬剤師(漢方・薬膳に精通)

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では心と感情の専門家として、サービス提供をしている。

ミッションは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻した人を増やすこと。

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