「嫌」と伝えるコツとそのメリットを徹底解説!

自分の不快な気持ちを相手に伝えるのは、なかなか難しいですよね。

正直に話すとトラブルに巻き込まれるかもしれないと心配する人も多いでしょう。

今回は、不快なことをはっきり伝える難しさとそのメリット、デメリットを紹介します。

相手に上手に伝える方法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の目次

「嫌」と言う難しさ

嬉しい気持ちは、多くの人が素直に伝えられます。

しかし、不快なことを話すとなると、一部の人にとってはかなり難しいことです。

最初の項目では、「嫌」と言うことが難しい理由を詳しく解説します。

説明力の不足

自分の感情を正確に伝えるための説明力が不足していると、うまく伝わらないことが多いです。

特に「自分は不快だった」というネガティブなことを伝える場合は、言い方を間違えるとトラブルになることがあります。

説明する自信がない人は、何も言えなくなってしまうことがあります。

正直に話すことへの恐れ

正直に話して嫌われたり、変だと思われたりすることへの恐れも、難しさの一因です。

特に、相手に原因がある場合は、怒られる可能性もあります。

気が弱い人や相手と対等な関係を築けない人は、正直に話すメリットよりも恐れやリスクを感じるかもしれません。

自信の欠如

自己肯定感が低く、自分の感情や感覚に自信が持てないことも、理由の一つです。

自己肯定感が低い人は、不快なことがあっても「自分のせいかも」「自分がおかしいのかもしれない」と考えがちです。

そのため、不快な気持ちを人に伝えずに我慢してしまうことがあります。

感情の爆発

相手に不快なことをされたとき、冷静さを失って感情が爆発することがあります。

相手の行動によって怒りや傷みを感じるのは、誰にでも起こり得ることです。

そのような状況では、相手を過度に傷つけてしまい、否定的な感情を伝えるのが難しくなります。

相手の受け入れ不足

相手が他人の話を聞かないという根本的な問題が、コミュニケーションの障害になることがあります。

例えば、真剣に話しても相手が耳を貸さない、または一方的に責め立てる場合などです。

このような相手とは、自分が不快に感じるだけで、話す意欲をなくしてしまうことでしょう。

「嫌」と言うことのメリットとデメリット

「嫌」と拒絶することには、良い点と悪い点の両方があります。

ここでは、「嫌」とはっきり伝えるメリットと、考慮すべきデメリットを説明します。

決断に迷ったときは、これを参考にしてください。

メリット

快適な関係の構築

素直に自分が不快だと感じることを伝えることで、相手とのコミュニケーションが深まります。

不快な感情を隠して関係を続けても、いずれ限界が来ます。

自分の感情や考えを共有することで、互いの理解が深まり、自然に気遣い合える快適な関係が築けます。

誤解やすれ違いの減少

自分の本心を正直に伝えることで、誤解やすれ違いによるトラブルを減らせます。

相手に自分の考えや感情を伝えないと、誤った解釈をされる可能性があります。

本当の自分を知ってもらうことで、トラブルが減り、コミュニケーションがスムーズになります。

問題解決がスムーズに

トラブルが発生したとき、不快なことをしっかりと伝えると、問題解決がスムーズに進みます。

問題が起きたとき、どちらかが黙っていると、解決に向かわず、問題が長引きます。

否定的なことをはっきり伝え、問題点を話し合うことで、迅速に解決できます。

適切な距離感を保てる

相手が無礼な行動をとる場合、拒否しなければ問題が悪化することがあります。

そのようなときに「嫌です」「やめてください」とはっきり伝えると、適切な距離感を保つことができます。

不快なほど近すぎる距離や、図々しい態度をとられたときは、遠慮せずに自分の感情を表現しましょう。

軽んじられなくなる

嫌なことに対して自己主張すると、相手から軽んじられなくなります。

明らかな嫌がらせや攻撃を受けていても、黙って我慢する人は、相手から見下されることがあります。

「ノー」と言えるようになると、自分を守る力があることが伝わり、相手も簡単には手を出せなくなります。

デメリット

対立の可能性

不快なことを拒絶すると、相手との対立や喧嘩が起こる可能性があります。

嫌なことを拒否する権利は誰にでもありますが、言い方や関係性によっては、相手を怒らせることもあります。

その結果、両者が激しく対立し、関係が悪化することもあります。

相手の感情の爆発

否定的な感情を伝えると、相手が冷静さを失うことがあります。

特に、自分が拒否されたり批判されたりすることを受け入れられないタイプの人には、よく見られる反応です。

感情がエスカレートし、執拗に罵倒されたり、一方的に怒鳴られたりすることもあります。

わがままと見られるリスク

自己主張をすると、場合によってはわがままだと見られることがあります。

特に、年下であったり、立場が弱かったりすると、その傾向が強まります。

単なる好みやわがままではなく、自分にとって許容できないことであると明確に伝えることが重要です。

相手を傷つけるリスク

不快なことを断った結果、相手を傷つけてしまい、関係に亀裂が入る可能性があります。

相手の精神的な状態や性格によっては、単にネガティブな感情を知らされるだけで、深く傷つくことがあります。

その結果、関係が希薄になったり、相手が離れていってしまうことも考えられます。

関係性の変化

不快なことをはっきりと断った結果、これまでの関係性が変わってしまうこともあります。

相手が「実は嫌だったのか」と感じて、遠慮するようになり、距離を置いたり、ぎこちなくなることもあります。

感情をオープンにすることで、関係が改善することもあれば、悪化することもあります。

不快なことを断る方法

最後に、不快なことを断る方法を5つ紹介します。

「ノー」と言うのは勇気が必要なことです。

ここで実践的な方法を提案しますので、状況や相手の性格に応じて活用してみてください。

すぐに「ノー」と言う

不快なことをされても、最初に受け入れたり我慢したりすると、相手は問題ないと思い込むことがあります。

そのため、同じ行動を繰り返したり、行動がエスカレートしたりすることがあります。

最初の対応が重要なので、少しでも嫌だと感じたら、すぐに断るようにしましょう。

断固として拒否する

相手に気を使って優しい言い方をしたり、曖昧にしたりすると、本心が伝わらないことがあります。

そのため、NOをはっきりと伝えることも重要です。

断固とした態度は、相手に少し厳しい印象を与えるかもしれませんが、真意が伝わらないときや、相手がしつこい場合は遠慮せずに断ることが大切です。

笑顔で簡潔に伝える

厳しい言い方を避けたい場合は、笑顔で簡潔に伝える方法がおすすめです。

否定的なことや言いにくいことも、笑顔で手短に伝えれば、雰囲気を悪くすることなく済みます。

甘えるような笑顔ではなく、軽い微笑みで「それはちょっと苦手です」と伝えてみましょう。

他の人を通じて伝える

直接言うのが難しい場合は、誰かに伝えてもらう方法もあります。

直接言っても相手に受け入れられない場合や、自分の立場が不利な場合に有効です。

相手より立場が上の人に依頼して伝えてもらうと、スムーズに伝わることが多いです。

文書で伝える

冷静に相手に自分の気持ちを伝えたい場合は、直接話すよりも文書で伝える方が適しています。

対面で話すと動揺してしまう人は、文書にしてみましょう。

「これで大丈夫」と感じるまで何度も見直して、納得のいく文書ができたら相手に渡してください。

まとめ:お互いの感情を尊重して伝える

嫌なことがあっても、相手に言えずに我慢する人は少なくありません。

一方で、嫌な気持ちを率直に伝えすぎて、相手を傷つける人もいます。

重要なのは、お互いの感情を尊重することです。

相手を傷つけないように黙っているのでも、直接的な厳しい言葉を投げつけるのでもなく、上手に伝えるための工夫が必要です。

具体的な伝え方のポイントは次の通りです。

  • 「嫌」を伝える際は、はっきりと断る
  • 笑顔で簡潔に伝える方法も有効
  • 第三者を通じて伝えることも選択肢
  • 文書で感情を伝える方法もある
  • 自分と相手の感情を尊重することが重要

迷ったときは、この記事を参考にして対処してください

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この記事を書いた人

感情カウンセリング
ヒーリング&リーディング
漢方薬剤師

大学卒業後、製薬会社の学術部で社員教育と医療関係者への情報提供に携わり、その後、整形外科病院で薬剤師として勤務、退職。
現在は、もっと元気にもっと自由になりたい方向けに感情カウンセリングを提供している。

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では笑顔を取り戻し、日々軽やかに過ごしている。

セッションでは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻していただけるように心掛けている。

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