知らないとびっくり!更年期の過多月経

この記事では、更年期あるあるのひとつ過多月経について私の体験を交えてご紹介しています。

更年期のことをオープンに話せる機会はなかなかないので、皆さん実感がないかもしれません。

聞いてびっくり、体験してびっくりな過多月経。
この記事で学び心づもりをして、その時のお役に立てていただければ…と思います。

 

この記事の目次

更年期の生理の特徴

更年期は閉経の前後5年をいいます。
この10年間は女性ホルモンが減少していき、それに伴って月経も変化していきます。

30代後半~40代ぐらいで月経周期の乱れや経血量の変化があれば、閉経に向けた体の変化が始まっているかも!と考えてください。

閉経っていきなり来るわけではなくて、更年期の前半5年くらいはあれ?ひょっとして?と思う小さな変化が出てきます。
いつもの生理と違う何か・・・です。

いつもより生理と生理の間隔が短い、長い。
いつもより生理期間が短い、だらだら続く。
いつもより経血の量が多い、少ない。
いつもと経血の感じが違う。
いつもより生理痛がある、ない。

 

更年期にみられる過多月経

過多月経は生理の出血量が異常に多いことをいいます。

生理の一周期で総出血量140ミリリットル以上が過多月経の数値的な診断基準ですが、そもそも出血量がどれくらいなんて皆さん量らないですよね。
多い少ないも人によるでしょうし。
なので、その人の訴えと次の2点があれば過多月経と診断されるようです。

  1. ナプキンが1時間もたない
  2. レバー状の血の塊が多い

更年期にみられる過多月経は、①閉経に向けた変化と②隠れた疾患によるものがあります。

 

閉経に向けた変化

更年期に入り女性ホルモンが減少してくると、排卵が起こらない、あるいは排卵しても子宮内膜がはがれないため、子宮内膜が肥厚します。
それが次の月経ではがれると、肥厚した分経血量が増えてしまうので過多月経になるわけです。

閉経に向けた変化の場合は、いずれ時間と共に落ち着いてきます。

永久に生理がなくなっちゃうので過多月経がなくなるのは、当たり前といえば当たり前ですよね。

ただ、これも個人差があって、過多月経にならない人もいるし、最後の最後に大量にあったという人もいて実に様々です。

 

それ以外に隠れた疾患

過多月経には疾患が隠れていることがあります。
次のようなものです。

  • 婦人科系の疾患
    子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜増殖症、子宮内膜ポリープ、子宮内感染
  • 内分泌系の疾患
    甲状腺機能異常
  • 血液系の疾患
    血液の凝固因子の異常(血友病)

過多月経でも何でも体の異常は自己判断せず受診することをお勧めします。
過多月経はまず婦人科ですね。

いつものことだから、今まで大丈夫だったから、忙しいから、と先送りにせず、自分を大切に扱えるといいですね。。。
ネットで検索していても、皆さん我慢したり、あきらめたりしつつ、毎回の出血に苦労されているのがうかがえました。
この苦労が、女って損よねってなるのかもと切なくなりました。

 

過多月経の経血

通常の経血は、はがれた子宮内膜も酵素によってサラサラの血液状となって体の外に排出されます。

個人的には、これね、ずっと不思議だったんです。
生理って子宮内膜がはがれて出血するんでしょ?
なら、血液とはがれたカスというのか、内膜が何らかの形で一緒に出てこないとおかしいじゃんと思っていたんですよね。
理科系女子の私は、自分のを観察してみたけど内膜らしいものは見つからないし、なぜだろうって思っていました。
うん、数十年にわたる疑問。
それが、今回調べてみたら、酵素でみ~~んな液状になるんだってわかって目から鱗というか、すっきりしました。

それが過多月経だとどうなるのかが次です。

 

経血の特徴

過多月経の経血の特徴は、主に2つ挙げられます。

  1. 経血量が異常に多い
  2. レバー状の大きな血の塊

子宮や膣内に溜まっていた血液が時間と共に固まるとレバーのようになります。
ドロドロなのはレバー状になる手前ですね。
色も赤黒くなります。

これは漢方では瘀血(おけつ)といって、血のめぐりが悪いってことです。
生理痛も瘀血で起こることがあります。
瘀血(おけつ)の改善は漢方の得意分野ですよ。

そして!
過多月経の困ったは、ドロッ、ドバドバ、ドッ!

わかります?この擬音。

粘度が高いあるいはレバー状の経血が、大量に、しかも、急に出るんです。

 

貧血に注意

もうひとつ覚えておいて欲しいのは、多量の経血が続くと鉄欠乏性貧血になるリスクが高くなることです。

鉄分は、初潮から長年にわたる生理で毎月失われ、妊娠出産で使われ、そして、過多月経で不足しがちです。
鉄欠乏性貧血は次の血液検査で診断されます。

一般血液検査
・ヘモグロビン値
・MCV(赤血球の大きさ)

生化学的検査
・血清フェリチン値(貯蔵鉄)の低下。
・UIBC(鉄を運ぶ血液中のタンパク)の増加

ですが!
興味深いことがあって、氷が無性に食べたくてガリガリ食べてしまう人は要注意ですよ。
氷食症といって西洋医学的には何故かは詳しくはわかっていませんが、鉄欠乏性貧血の症状としてみられます。

文献
内田 立身, 河内 康憲.鉄欠乏性貧血における氷食症.臨床研究.2014,55(4)p. 436-439

どっき!何これと思った体験

アラフィフのある日。
月経周期は乱れていましたが、経血量は多くもなく少なくもなくいつも通りだったんです。
その時もナプキンは多い日用のものを使って、自転車で買い物に出かけました。

自転車で10分くらいの商店街で20分くらい買い物をして。。。
そのまま自転車をこいで帰ってきました。

自転車から降りる時、サドルからおしりを浮かすじゃないですか。
その時にジーンズがズルっとするのです。
ん?って思ってサドルを見たら。。。
汚れている。。。
そして、ジーンズが濡れているような感触が。。。

びっくりしてトイレに駆け込みました。
私は子宮系の疾患はなくサラサラタイプの経血だったのですが、その量は半端なく。
ジーンズや下着を脱ぐのも気をつけないとあちらこちらを汚してしまうありさまでした。
1時間ほどの間に経血が下りたんですね。

帰宅するまで違和感がなかったので、嘘っ!って感じでした。
女性ってすごいね、これだけ出るんだって思いました。
男性はきっと卒倒するな。。。

 

外出する時に気をつけたいこと

更年期の過多月経は「ドロッ、ドバドバ、ドッ!」です。
いきなりですよ。いきなり。

タンポンでなんとかなるんじゃない?って思いますが、過信は禁物。
吸収量オーバーで紐をつたって下りてくる話はあるあるです。

 

NGなファッション

薄い色、白っぽいパンツやスカートを避けるなどボトムは要注意。

漏れた時に隠せるよう、腰に巻けるくらいのストールを持っておくのもいいですね。
カーディガンや上着を腰に巻くのでも誤魔化せそうです。

もしもの時のために替えの下着を持ち歩く人もいます。

 

お勧めナプキン

 

(画像は大王製紙HPより)

実は、過多月経専用ナプキンがあります。初耳?
大王製紙エリスウルトラガード 過多月経専用ナプキン「クリニクス」です。

私は、ナプキンってデリケートゾーンに使うからできるだけ自然素材のものを選びましょう。
と思っていて、いつもはナチュラムーンの生理用品を使っていました。

自然素材のものはかぶれなくていいんですが、過多月経の「ドロッ、ドバドバ、ドッ!」の三拍子にはちょっと対応しきれないことがあるんです。
えらいことになった体験談は書いた通り。

普通のナプキンだと、吸収が追いつかない、吸収量がキャパオーバーで、横もれ、時には背中の方へと漏れてしまうんでしょうね。

私の過多月経は回数が少なかったので、失敗しつつもいつものナプキンでしのいで、実際に「クリニクス」を使うことはありませんでした。
けれど、もし、お仕事で長時間ナプキンを変えられないとか、旅行に行くのに不安とかって思うならこれはアリ!
ネット上の評価も高評価です。

 

まとめ

更年期の過多月経には、①閉経へ向かう変化としてものと、②主に婦人科系疾患によるものとがあります。
その出血量は多く、度重なることで鉄欠乏性貧血になることがあります。
また、生理痛の原因ともなり得ます。

治療が必要かどうか気になる方は、婦人科などを受診してくださいね。

更年期のある日、いきなり大量の出血は本当にびっくりしました。
こういうことがあると知っていると、お出かけの準備も一工夫できますね。。

ぜひ、お役立てください。

更年期のことをざっくり知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。
https://amenosoyokaze.com/konenki/konenki-itsu/

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この記事を書いた人

バーストラウマ・インナーチャイルド対応ヒーリング
(一社)感情カウンセラー協会認定 感情カウンセラー
薬剤師

大学卒業後、製薬会社の学術部で社員教育と医療関係者への情報提供に携わり、その後、整形外科病院で薬剤師として勤務、退職。
現在はバーストラウマ・インナーチャイルドのヒーリングを提供しています。

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルドなどの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では笑顔を取り戻し、日々軽やかに過ごしている。

セッションでは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻していただけるように心掛けている。

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