【マインドを変える】落ち込みを減らす、心の切り替え方

「マインドセット」とは、自分の成長環境や過去の経験、価値観によって形成される思考パターンを指します。

これは性格に影響を及ぼし、様々な出来事に対する反応を決定づけます。

友人との会話で新しいアイデアを得ることで元気になった経験はありませんか?

このように、マインドセットを見直すことで、自分に新たな価値観をもたらし、ストレスなく生きるヒントを得ることができます。

様々な状況で自分の思考パターンに気付き、それを新しく見直していくことが大切です。

この記事の目次

幸せを感じるために知っておくべきこと

幸せは相対的であるため、自分自身と比較する

幸せを感じる時、人は比較的に考えがちです。

自分の現状を周囲と比較し、劣っていると感じると不幸を感じる一方で、優れていると感じると幸せを感じます。

重要なのは、「他人と比較しているかもしれない」というこの思考パターンに気づくことです。

次に、比較の対象を他人から自分自身へと変えるマインドセットに切り替えましょう。

過去の自分と比較することで、落ち込むことも少なくなります。

未来への希望がなければ幸せを感じることはできない

人が困難な状況に直面すると、自分に価値がないと感じ、生きる意欲を失ってしまうことがあります。

しかし、どんな状況でも、家族や友人、仕事や社会的役割が自分を必要としていると感じることで、無価値感を払拭し、未来に希望を持つことができます。

思い描いた未来が暗いと感じても、「自分は必ず必要とされる存在である」ということを忘れないでください。

心配してくれる人や役割は、困難な時でも幸せを感じさせる思考の転換をもたらします。

幸福=快適な気持ち、成功≠幸福

人々は成功を望み、お金を欲しがります。

しかし、成功やお金を求める理由は、「快適な気持ちで毎日を自由に過ごしたい」と考えているからです。

全てを手に入れても、時間に追われ、思い通りにならないと、幸福を感じることはできません。

つまり、成功が幸福への道だと思っている人の心の奥底には、「快適な気持ちでいたい」という願いが隠れています。

このことに気づくことで、現在の自分でも快適な気持ちで過ごすための行動を意識的に取ることができます。

マインドセットの見直し5つの状況

1. 自分を責めたり、他人の目を気にしたりする。予期せぬ失敗が発生したとき

ミスが発生したとき、自分を責めてはいませんか?失敗自体を責める必要はありません。

失敗は誰にでも起こり得ることで、成長の機会や修正のチャンスを提供してくれます。

責めるのではなく、何を改善し、どうやって繰り返さないようにするかを具体的に考えることが重要です。

完璧さがその人の価値を決めるわけではありません。

失敗を反省することが、自己否定につながらないように注意しましょう。

具体的な解決策の後は心の切り替えを

失敗したときは、同じ問題が再発しないように具体的な解決策を立て、行動に移すことが大切です。

誰かに迷惑をかけた場合でも、相手が最も望むのはこのような具体的な対応です。

そして、行動を起こした後は、「それで良い」と心を切り替えましょう。

自信を失ってしまうとパフォーマンスが低下します。

消極的になるのを避けるためにも、心を切り替えることが重要です。

失敗は成功への階段

歴史上の偉人たちが繰り返し失敗を経験していたことは、私たちに勇気を与えます。

成功には多くの失敗が伴うこと、失敗を恐れずに挑戦すること、失敗が必ずしも悪いことではないことを理解できます。

たとえば、発明家トーマス・エジソンの言葉「失敗は成功の元」はよく知られています。

偉人たちの言葉から、考え方を変えることができます。

2. 何をすべきかわからず、やる気が出ない時

やる気が出ない時、モチベーションをどう上げるか悩み、自分自身に嫌気がさすこともあります。

重要なのは、誰にでもやる気の出ない日があることを受け入れることです。

モチベーションを上げるために何か特別な行動をするよりも、シンプルで効果的な方法が存在します。

モチベーションは必要なし。行動を始めるための10分

モチベーションがないと感じたとき、それを責めたり考えたりする必要はありません。

大切なのは、たとえ10分だけでも、行動を始めることです。

例えば、一通のメールを返信したり、少し気になる場所を掃除するなど、小さなことから始めてみてください。

そうすると、気がついたら30分間集中していることがあります。

少しでも進めたことで、何もしなかったときよりも自分を好きになれます。

「モチベーションを上げること」について考えるのではなく、行動を始める習慣を身につけましょう。

行動すべきことを確認する

モチベーションを上げるために何をすべきか考えるよりも、まずは行動することが重要です。

動き出すのが難しい場合は、現在自分が取り組むべきことの優先順位を確認してみましょう。

進め方に焦点を当てることで、「モチベーションへの意識」から「どのように進めるかの選択」へと考え方を切り替えることができます。

3. 予想外の展開。計画通りに進まなかった時

人は、計画が順調に進まない時や、期待していた結果が得られない時に、イライラや落胆に見舞われます。

自分の決断や願いがスムーズに進むことを願っていますよね。

しかし、人生には「必要な迂回」が多くあります。

そしてその迂回は意外と価値のあるものであることが多いです。うまくいかなくても自分を責めず、「これは必要な迂回かもしれない」と考えを転換しましょう。

価値のある迂回を楽しむマインドセット

早く寝たいのに眠れない。重要なプロジェクトの準備が、期限に間に合わない。問題の大小にかかわらず、最悪のシナリオを想像して怖がる必要はありません。

逆転の発想ができないか考え、価値のある結果に変える方法を具体的に考えましょう。

迂回の結果生まれた別の結果は、もともとの計画より良いものになる可能性もあります。

自分らしい進路を選択する

他人に迷惑をかけたくない、残念だと思われたくない、価値のある人間でありたい…。

思い通りにならない時の焦りは、実は他人の目を気にしていることが多いです。

そんな時は、他人ではなく、自分の感じる違和感だけを重視し、無理をしないようにしましょう。


頑張りすぎても止めても良いし、自分の発言に固執せず、状況に応じて変更しても構いません。

4. 逃れられない事態。心が重くてどうにもならない時

自分の力ではどうにもできない悲しい出来事が起きた時。

泣いてももがいても、悲しみは簡単には消え去りません。

悲しみを受け入れることも大切ですが、あまりにも辛い場合は、出来事に対する見方を変えてみると、感情が少しずつ変わってくるかもしれません。

これは心の負担を軽くする方法でもあるので、辛い時は試してみる価値があります。

失ったことの悲しみと出会ったことの喜び

大切なものを失ったり、自信をなくしたとき。

大切だったからこそ傷つき、心から愛したからこそ悲しみは深いものになります。

大切な存在との出会いに感謝しましょう。

たとえば、愛する人との別れは、「出会えたからこそ一緒に過ごした幸せな時間があった」と思えるのではないでしょうか。

その時間は、他の誰とも共有できない貴重なものです。出会いと過程に着目することで、別れは悲しいけれども、出会えた喜びがそれを上回ると感じられます。

絶景の前で響く言葉

世界各地の絶景を目の前にすると、シンプルだけど心に響く言葉が思い浮かびます。

これらの言葉は、現在の感情を受け入れ、無理に元気づけようとはしません。

視覚的な美しさとともに、言葉からの癒やしを感じ、静かに新しい考え方に触れる機会を得られます。

5. 何をしていても悩みがつきない。人間関係や恋愛が思うようにいかない時

人間関係の悩みは尽きることがありません。

性格や価値観の違いから、相手を理解できずに苦しむことがあります。

恋愛も、努力したからといって必ずしも成就するわけではなく、複雑です。誰かとの関係で悩み、自分を否定してしまう時は、考え方を変えられないか挑戦してみましょう。

どのような関係を築きたいかを考えることで、心が少し楽になる手がかりを見つけられるかもしれません。

職場での目標の見直し

職場での人間関係の問題は絶えませんが、まずは「仕事は友達を作る場所ではない」と自覚しましょう。

自分が職場で求めるものは何か、給与、経験、キャリアアップなど、目的を明確にすることが重要です。

視点を変えることで、問題が深刻化するのを防ぐことができます。

友情に関する問題も同様に、まずは「大切な人と仲良くしたい」という基本的な願いに立ち返りましょう。

自分の先入観を見直し、相手を許すことができるか考えることで、問題が解決する可能性があります。

恋愛では自己のマインドセットが顕著に

恋愛では、自分のマインドセットが特に顕著に表れます。

感情が高まり冷静さを失いがちなため、自己否定、自信の有無、愛の表現方法、反応の仕方など、自分の性格が露わになります。

衝動的な反応を見直すためには、一息ついて、自分の先入観がないか振り返る余裕を持ちましょう。

これにより、思い込みによる関係の悪化を防ぐことができます。

どのような人間関係でも幸せになれる

困難な家族関係、仕事のストレス、お金の問題など、さまざまな困難に直面しても、諦める必要はありません。

いつでも立ち直り、幸せな人生を築くことが可能です。

素晴らしいパートナーや子供たち、自然の中での時間など、どんな状況でも未来に希望を持てることを示しています。

柔軟な思考と、状況の変化に適応する能力が、幸福への道を開いてくれます。

まとめ:癖に気づくことで変化が始まる

「癖」とは繰り返し行う習慣のこと。

変化をもたらすためには、まず自分の癖に気づくことが重要です。

「またこのような考え方をしている」「本当にこの考えは正しいのか」と気づき、見直しを繰り返すことで、マインドセットは変わり始めます。

元々の価値観や性格に固執せず、今日からマインドセットについて意識してみることをお勧めします。

悩みの見方が変わったり、新たな視点が得られたりするなど、喜ばしい変化が訪れるかもしれません。

この記事の重要ポイントは次の通りです。

  • マインドセットは性格や行動に影響を与える思考パターンです。
  • 幸せは相対的であり、自分自身との比較が大切です。
  • 予期せぬ迂回も価値あるものであることを受け入れることが重要です。
  • マインドセットを見直すことで、人間関係や恋愛が改善されます。
  • 癖に気づき、それを見直すことで、ポジティブな変化が訪れます。

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この記事を書いた人

カウンセリング、リーディング、ヒーリング
薬剤師(漢方・薬膳に精通)

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では心と感情の専門家として、サービス提供をしている。

ミッションは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻した人を増やすこと。

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