共依存夫婦がはまる沼。10の特徴と健全な関係再構築への解決法5つ

「共依存」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれません。

実際、結婚しても互いに依存し合う夫婦は少なくありません。

この関係性は、外部から見ても不快感を与えることがあり、当事者の日常生活にも影響を与えることがあります。

この記事では、共依存夫婦の特徴とそれを克服する方法について詳しく解説します。

この記事の目次

そもそも「共依存夫婦」とは何か?

多くの人が何となくこの言葉の意味を理解しているかもしれませんが、重要なポイントは「依存」です。

恋愛関係においてお互いに依存し合っているカップルと同じように、結婚後もパートナー同士が互いに依存し合っている状態を指します。

共依存夫婦の特徴

一見、普通の夫婦と変わらないように見えるかもしれません。

しかし、相互依存により、普通の夫婦とは異なる特性が現れるのです。

以下に、共依存夫婦ならではの特徴をいくつか紹介します。

特徴1. 相手への過度な干渉と束縛

共依存夫婦は、相手の全てを把握していないと不安を感じ、落ち着かなくなります。

そのため、普通の夫婦では考えられないような細かいことまで干渉し、相手の自由を制限することで安心を求めるようになります。

これが愛情だと誤解することが、共依存の典型的な特徴です。

特徴2. 相手を優先する行動

たとえ重要な予定があっても、相手の要望に合わせて自分のスケジュールを変更することがしばしばあります。

この行動は、相手に見捨てられることへの恐怖や、常に一緒にいたいという強い依存心が背景にあります。

共依存関係では、自分の生活を整えつつ相手を尊重するというバランスを取るのが難しいです。

特徴3. 依存的な恋愛

この夫婦は、結婚前からお互いに依存する傾向にあり、結婚後もその状態が続いています。

依存性の強い恋愛をする人々は他の愛し方を知らず、結婚生活でもその依存的な関係を維持することが多いです。

特徴4. パートナー以外への無関心

共依存の夫婦は、互いに深く集中しており、他の異性に興味を持つ余裕がありません。

彼らは他のことに気を取られることなく、常に相手との関係を最優先に考えています。

特徴5. 独立行動への不安

共依存関係にあると、パートナーがいない状態を想像するのが難しいです。

常に一緒にいる生活に慣れてしまうと、一人で判断や行動をすることが非常に不安になります。

小さなことでもパートナーと共有することで安心感を得ており、それが最良の選択だと信じ込むことが多いです。

特徴6. 強い被害妄想を抱く二人

共依存の夫婦は、しばしば過剰な束縛を示します。

この束縛は、裏切られることへの恐怖や自己不信が原因で起こります。

たとえば、妻が一人で外出すると、夫は不安になり、理由もなく疑心暗鬼に陥りやすくなります。

些細なことで相手を厳しく非難したり、根拠のない被害妄想に悩まされたりすることがあります。

特徴7. 相手の過ちでも自分を責める

共依存の関係にある夫婦は、相手を失うことへの恐れが強く、相手の明らかな過ちであっても自分のせいにして受け入れることがよくあります。

問題の本質を探るよりも、ただ相手が側にいてくれることを何よりも優先してしまうほど依存しています。

特徴8. 強い独占欲と相互依存の望み

共依存の夫婦は、常に不安感に押しつぶされそうになりながら、パートナーを自分だけのものにしたいと願っています。

また、相手にも同様に束縛されたいと思っていることが多いです。

多くの人には過度な依存は厄介に感じられるかもしれませんが、共依存の関係ではこれが快適と感じられます。

依存と束縛を愛情の表れと誤解していることが、その理由の一つです。

特徴9. パートナーなしの生活が想像できない

共依存の夫婦にとって、最も大切なのはお金や豪華な食事ではなく、いつもパートナーがそばにいることです。

お互いの成功や目標を追求するよりも、自分の不安を和らげてくれる相手を最優先に考えます。

愛情よりも、パートナーを独占し、安定を求める自己中心的な心理が働いています。

特徴10. 相手の要求を無条件で受け入れる

夫婦の一方がもう一方の離れることを極端に恐れるため、時には不合理な要求でもすんなりと受け入れてしまうことがあります。

この行動は、パートナーを失うことへの強い恐れや、自分が精神的に傷つくことを避けたいという気持ちから生じます。

この深い不安感は、身体を張ってでも解消しようとするほどです。

経済的な要求も躊躇なく承諾してしまうことがあり、依存関係にある夫婦にとっては、これが異常な行動とは思えないのです。

共依存に陥る五つの主要な原因

共依存関係は最初から存在するわけではなく、そこに至る要因はいくつかあります。

これから、夫婦が依存的な関係になってしまう背景にある五つの主な原因を詳しく説明します。

原因1. 自己肯定感の低さと自信の欠如

共依存関係の一方が、自己に対する自信の欠如や、心の充足感の不足から異常な依存を発展させることがあります。

これらの人々は自己肯定感が低く、自分を受け入れてくれる相手から離れたくないという強い願望を持っています。

そのため、相手を独占しようとする動機が、自分を認めてほしいという願望から生じています。

原因2. 深い孤独感と依存体質

依存傾向がある人は、一人でいることが苦手で、常に誰かがそばにいることを望んでいます。

これは単なる寂しがり屋というより、心理的な安定を得るために他者への依存が必要な状態です。

このような人々はしばしば、自分自身では安定を見つけることが難しく、過去の家庭環境や心理的な問題が影響しています。

原因3. 恋愛経験の不足

依存傾向にある人々の一因として、恋愛に関する経験や知識が不足していることが挙げられます。

異性との交際経験が少ない場合、適切な愛情の表現方法を見失いやすくなります。

間違った恋愛観を持つことで、「恋愛はこうあるべきだ」と誤解し、依存や束縛によって愛情を示そうとしてしまうのです。

原因4. 不安感と心配性

共依存の夫婦は、深く相手を愛するあまり、他人を信じきれないことがあります。

このため、常に相手に裏切られるのではないかという不安に駆られ、その不安を抱え続けることになります。

不安を感じたとしても、それを解消する手段が見つからず、つい目先の安心を求めがちです。

原因5. 共に過ごす時間の長さ

夫婦が長い時間を共に過ごすことで、外部との関わりが減少し、結果的に世界が狭まることがあります。

お互いに依存しすぎると、他の人との関係がおろそかになることが多く、共依存の夫婦は自分たちの関係が問題を引き起こしているとは気づかないことが多いです。

親子間での共依存も考えられる

共依存は夫婦間だけでなく、他の関係性にも及ぶことがあります。

例えば、親子間での依存はどのような影響を与えるのでしょうか。

次に、親子間での共依存について詳しく見ていきます。

パターン1. 親子間の共依存リスク

共依存関係は夫婦間だけでなく、親子関係にも見られることがあります。

子供に対する過保護や過度の介入は、しばしば関係をエスカレートさせ、問題を自覚しにくくします。

もともと夫婦間で始まった共依存が、関係の不均衡により子供との間にも依存関係を築く原因となることがあります。

パターン2. 親の過剰な子供への依存

依存体質の親はしばしば自己の存在意義を子供に見出そうとします。

間違った愛情表現が行われることも多く、子供が成長しても子離れができない場合があります。

子供に対する強い執着が続き、子供が独立した後でも親が依存を止められず問題が生じることがあります。

共依存を克服し、関係を再構築するための五つの解決策

共依存にある夫婦にとって離婚が唯一の解決策ではありません。

共依存から脱却し、関係を再構築する方法は存在します。

関係の修復を望む夫婦向けに、実用的な解決策を提案します。

解決法1. お互いの距離感を見直す

相互理解を深めるためには、お互いの感情や立場について冷静に話し合うことが重要です。

感情的にならずに、二人にとって最適な解決策を冷静に考える必要があります。

離婚を避けたい場合は、他の選択肢を考慮し、夫婦生活を継続する方法を模索することが役立ちます。

解決法2. 一時的な別居を試す

時には、一定期間距離を置くことが夫婦関係の修復に役立つことがあります。

特に共依存の傾向が強い場合、お互いの存在によって依存が強化されるため、別居を試みるのが効果的です。

別居期間は予め合意し、その間にお互いの依存を見つめ直す貴重な機会として利用します。

別居を関係の終わりと捉えがちですが、実は関係改善のための重要なステップです。

解決法3. 趣味や社交活動を充実させる

共依存の関係にある一方が相手に過度に集中している場合、自分の趣味や社交活動を充実させることが助けになります。

趣味や友人との交流は、自己の依存心を相対化し、健康的な距離感を築くのに役立ちます。

趣味やスポーツに没頭することで、依存関係を自然と調整し、精神的自立を促進することができます。

解決法4. お互いの自立を意識する

共依存を解消するためには、お互いが個々の自立を意識することが重要です。

これは、物理的な独立だけでなく、精神的な自立も含みます。

互いに個人として完全に機能するよう努めることで、依存しない健全な関係の基盤を築くことができます。

自立した精神状態は、将来的に問題が生じた際に離婚を防ぐ強固なサポートとなります。

解決法5. 第三者に相談する

共依存の問題を自分たちだけで解決しようとしても難しい場合、信頼できる人に相談することが効果的です。

第三者の視点からのアドバイスは、新たな洞察を得ることができ、冷静な判断を下す助けとなります。

夫婦関係を客観的に見直すためにも、外部からの意見を取り入れることが有益です。

経験豊かな人からの具体的な助言は、実用的な解決策につながることがあります。

まとめ:共依存を乗り越え、より良い夫婦関係を築くために

共依存は夫婦間で互いに深く依存し合う状態から生じ、容易には解消されないことが多いです。

このような依存は、時に意識されることなく進行し、解決には時間と努力が必要とされます。

関係をただ断ち切るのではなく、問題の根本原因を深く理解し、お互いが本当に満足できる関係を目指して改善策を探ることが重要です。

解決に向けた方法は次の通りです。

  • 一時的に別居してみる:距離を置くことでお互いの依存を見つめ直す。
  • 趣味や社交活動を充実させる:自己の依存心を相対化し、精神的自立を促進する。
  • お互いの自立を意識する:精神的な自立を意味し、依存しない関係の基盤を形成。
  • 第三者に相談する:客観的な視点と具体的なアドバイスを求める。

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この記事を書いた人

感情カウンセリング
ヒーリング&リーディング
漢方薬剤師

大学卒業後、製薬会社の学術部で社員教育と医療関係者への情報提供に携わり、その後、整形外科病院で薬剤師として勤務、退職。
現在は、もっと元気にもっと自由になりたい方向けに感情カウンセリングを提供している。

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では笑顔を取り戻し、日々軽やかに過ごしている。

セッションでは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻していただけるように心掛けている。

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