朝早く起きることは難しく、暖かい布団でゆっくりと過ごしたいものです。
また、毎日掃除をするのは面倒で、週末にまとめて行うことが多いでしょう。
人間は楽な方向に流れがちで、怠けてしまうことがあります。
しかし、このような行動が習慣化すると、改善が難しくなります。
この記事では、悪い習慣を断ち切るためのポイントと具体的な方法を紹介します。
単にモチベーションを一時的に上げるのではなく、習慣を根本から断ち切ることに焦点を当てます。
怠ける習慣をやめる3つのポイント
1.習慣を行えない環境を作る
習慣とは、無意識に行う行動のことです。物理的に、または環境を整えることで、その習慣が発生する頻度を減らすことができます。
例えば、昼過ぎまで寝てしまう人は、複数のアラームを設定したり、起きなければならない予定を入れたりするとよいでしょう。
また、睡眠不足が原因であれば、睡眠の質を向上させることも効果的です。
まずは、怠けづらい環境がどのようなものか考えてみましょう。
2.悪い習慣を良い習慣に置き換える
すでに身についてしまった習慣を無理に断つのではなく、良い習慣に置き換えると、スムーズにやめることができるかもしれません。
例えば、昼過ぎまで寝てしまう人は、ベッドから出なくてもいいので、目覚めたらストレッチを始めてみるとよいでしょう。
また、気になる本や漫画を読む習慣にするのもおすすめです。
ただ寝ているだけよりも、新しい習慣にスムーズに移行することができるでしょう。
3.体を動かして、習慣を切り替える
習慣を変えたいとき、行動の第一歩がとても重要です。
例えば、二度寝を防ぐためにベッドの中でストレッチをする、朝だらだらしないために起きたらすぐに散歩に出かけるなど、少しでも体を動かすことで、気持ちを切り替えるきっかけになります。
怠ける習慣をやめて、積極的な行動を取るために、ぜひ体を動かしてみましょう。
もう怠けない!今日から始める悪い習慣を改善する10のアドバイス
【パターン1】朝起きられない問題
朝の予定を入れて自分を追い込む
休日にうっかり昼過ぎまで寝てしまったり、目覚ましを無視して二度寝してしまったり。
これは多くの人が抱える「朝起きられない!」という悩みの一つです。
しかし、この問題は特に休日や出勤まで時間がある日に起こりがちではないでしょうか?
時間に余裕があるからこそ、つい長く寝てしまうのです。
この状況を避けるためには、朝の時間に映画鑑賞、美容院での予約、ジムでのトレーニング、趣味のための習い事など、予定を入れてみると良いでしょう。
友人と一緒に行動すると、さらに自分を奮い立たせることができます。
体調を整えてスムーズに目覚める
朝スッキリと起きられない場合、それは何らかの体調不良のサインかもしれません。
体がだるい、眠気が抜けないといった状態なら、まずは「早寝早起き」「適度な運動」「日光を浴びる」といった基本的な生活習慣を見直してみましょう。
また、睡眠不足が原因の可能性もあるため、自分に合った睡眠時間を見つけることも重要です。
【パターン2】夜更かしの習慣
眠りやすい環境を整える
仕事や家事が終わり、子供たちも寝静まった後は、自分のための時間がやってきます。
これはリラックスするのに最適な時間ですが、夜遅くまで起きてしまうと、翌日の体調や朝の目覚めに影響が出ることもあります。
夜更かしを防ぐためには、まず眠りやすい環境を作ることが大切です。
夜のスマートフォンやパソコンの使用を控えたり、夜の飲酒やお風呂のタイミングを見直すなど、小さな変更が体をリラックスさせることにつながります。
眠れない時は読書を
夜、スマートフォンなどの画面を見るのが習慣になっている方は、代わりに読書をすることをおすすめします。
本や雑誌を読むことで、画面の明るさによる目の覚醒を避けつつ、心地よいリラックスタイムを過ごせます。
穏やかな内容の本を選ぶと、よりスムーズに眠りにつくことができます。
【パターン3】手軽な食事に頼る習慣
手作りの食事を大切にする
在宅勤務が増えた現在、手軽な食事に頼ることで、食事の時間とそれ以外の時間の境界が曖昧になっていることはありませんか?
食事は日常生活において重要な役割を果たしているため、一度習慣化すると変えにくいものです。
しかし、意識的に取り組むことで、より良い生活リズムを築くことができます。
例えば、朝食や昼食を手軽に済ませがちな場合でも、少し手を加えることで、食事の時間を特別なものにすることができます。
電子レンジを使ったり、フライパン一つで料理したりするだけでも、市販の食品をお皿に盛り付けるだけでも、食事の時間が充実したものになります。
週末に一週間分の料理を準備する
忙しい毎日の中で、毎日料理や盛り付けをするのが大変な場合は、週末に一週間分の料理をまとめて準備しておくと便利です。
週末に料理をすることで、「自分で作った」という満足感を得やすくなり、週末と平日の区別もはっきりします。
【パターン4】お菓子や甘い飲み物をやめられない
健康的な代替品を選ぶ
甘いお菓子や飲み物が無性に欲しくなったり、それらを食べることで心が落ち着いたりすることはありませんか?
確かに甘いものは心を和らげるかもしれませんが、体調や肌の調子に影響を与えたり、ダイエット中の方にとっては避けたいものです。
習慣を断ち切るのが難しい場合は、お菓子ならフルーツやナッツ、チョコレートなら高カカオ含有のものなど、質の良い代替品を選んでみましょう。
飲み物も、ラテやジュースの代わりにコーヒーやお茶を選ぶと良いでしょう。
根本的なストレスを解消する
「甘いものが欲しい」という気持ちは、何かストレスが原因かもしれません。
職場の人間関係、家族との問題、経済的な不安など、自分がどんなストレスを感じているのかを理解し、根本的な原因を解消しましょう。
そうすることで、「自分は甘いものに依存していただけかもしれない」と気づき、食生活にバランスを取りやすくなります。
【パターン5】動画やSNSを見始めると止まらない
動画サイトやSNSの通知をオフにする
動画やSNSに夢中になり、気づけば時間が大幅に経過していることがよくあります。
興味深い内容に引き込まれるのは楽しいですが、そのすべてが時間を割く価値があるかどうかは考えものです。
終わりのない視聴を続けた結果、本当に満足しているでしょうか?
この習慣を断つために、通知機能をオフにすることをおすすめします。
通知が届かないようにすることで、動画やSNSの誘惑に振り回されず、自分でチェックするタイミングをコントロールできるようになります。
アプリへのアクセスを制限する
無意識にアプリを開いてしまう場合は、アプリへのアクセス手順を増やしてみてください。
例えば、フォルダの中に入れたり、アクセス可能なデバイスを限定したりすることが効果的です。
それでもまだアプリを開いてしまう場合は、アプリ自体を削除することも考えてみましょう。
少し勇気が必要かもしれませんが、アプリを使えなくなっても生活に支障が出るわけではなく、心理的に苦しくなるわけでもありません。
断ち切りたい習慣に対しては、物理的な制限をかけることが大切です。
【パターン6】映画やドラマを見始めると止まらない
定額制動画配信サービスの解約
多くの定額制動画配信サービスが登場し、さまざまな映画やドラマが手軽に視聴できるようになりました。
複数のサービスに契約している方も多いかもしれませんが、無限に視聴できる環境は、自分で視聴時間をコントロールできない場合には問題となります。
このような場合は、サービスを解約することをおすすめします。
解約後に本当に必要だと感じたサービスは再契約すればよく、節約にもつながるため、自分にとって本当に必要なものか再評価する良い機会となります。
自分にとって役立つコンテンツを選んで視聴する
映画やドラマが好きで、動画配信サービスを手放せない方も多いでしょう。
そういった場合でも、サービスを解約する必要はありません。
代わりに、自分の学びや関心に合わせて視聴する方法を試してみてください。
例えば、英語の勉強をしているなら英語字幕で視聴したり、仕事に関連するジャンルの作品を選んだりすることで、趣味を楽しみながら自己成長にもつなげることができます。
何となく観るのではなく、自分のために意味のある視聴を心がけましょう。
【パターン7】片付けや掃除を先延ばしにしてしまう
不要なものは減らして処分する
部屋が散らかると、その状態に慣れてしまい、片付けや掃除を始めるのが面倒になりがちです。
そうならないためには、物を無闇に増やさないこと、不要になったらすぐに処分することが重要です。
常に部屋をすっきりと保つことで、片付けや掃除の習慣を身につけやすくなります。
部屋の模様替えとして取り組む
片付けや掃除をするというと、重たい気持ちになることがあります。
そんな時は、部屋の模様替えだと考えてみるといいでしょう。
掃除のたびに、部屋の飾りつけを季節に合わせて変えたり、新しいインテリアを加えたりすることで、新鮮な気持ちで部屋を整えることができます。
すでに片付けや掃除の習慣が薄れている方も、このような方法で気持ちを新たにしてみると、掃除が楽しくなるかもしれません。
【パターン8】休日にずっと家にいる
外出する理由を探す
たまには一日中家で過ごし、自分の時間を楽しむのもいいですが、毎週そうしていると怠けがちになることもあります。
最近家にこもりがちだと感じるなら、「ペットのごはんを買いに行く」「図書館で本を借りに行く」など、小さな理由でもいいので外出する口実を作ってみましょう。
外出を楽しみにする
一度外に出ると、その日の天気や風の匂い、道端の動物など、家の中では得られない体験ができます。
通勤や散歩の途中で、季節や時間によって変わる景色を楽しむポイントを見つけておくと、外出がもっと楽しくなります。
これらの小さな発見が、気分転換になり、運動する良い習慣にもつながるでしょう。
【パターン9】自分で決めたことを実行できない
目標をシンプルにする
自分で決めたことを途中でやめてしまう経験は誰にでもあるでしょう。
これが繰り返されると、目標を達成するのが難しくなります。
特に、運動、ダイエット、勉強などは挫折しやすい分野です。挫折しそうになったときは、目標をもっと簡単なものにしてみましょう。
目標を下げることで、以前は難しいと感じていたことが、達成しやすくなるかもしれません。
周りの人からのサポートを得る
家族や友人、場合によってはプロのコーチなど、周りの人に自分の目標を話してみましょう。
彼らの支援を受けることで、挫折しにくい環境を作り出すことができます。
また、必要な道具や素材に最初に投資することも効果的です。
途中でやめると損失が出るという状況を作ることで、途中で諦めることが難しくなります。
【パターン10】行動を起こす気力がわかない
ネガティブな考え方を改める
怠けることも休息や気分転換に必要ですが、自分を否定してしまうと生活を改善するのが難しくなります。
「自分は何も変えられない」と考えるのではなく、「この時間は自分をリフレッシュするために必要だ」と前向きに考え、次の行動につなげましょう。
「できるか」ではなく「やる」と決める
怠ける習慣が身についてしまった人は、行動を起こそうとするときにやる気が出ないことがあります。
そんなときは、「できるかどうか」ではなく「やる」と決めることが大切です。
「できるかな」と漠然と考えるのではなく、「やる」とはっきり決めることで、実際に行動に移しやすくなります。
まとめ:ダラダラする時間にもメリハリを
怠ける習慣をやめるには、行動と心の両方にメリハリをつけることが重要です。
メリハリがあれば、ダラダラする時間も問題ありません。
「また怠けてしまった」と後悔するのではなく、「この時間はリラックスできた、次は頑張ろう」と前向きに考えることで、より満足のいく生活を送ることができます。
重要ポイントは次の通りです。
- 習慣を行えない環境を物理的に作ることで、その発生頻度を減らす。
- すでに身についてしまった習慣を無理に断つのではなく、良い習慣に置き換える。
- 身体を動かすことで、心のスイッチを切り替え、怠惰な習慣を断ち切る。
- 朝の予定を入れて自分を追い込むことで、朝起きられない問題を解決する。
- 健康的な代替品を選ぶことで、お菓子や甘い飲み物をやめる。
- 周りの人からのサポートを得ることで、挫折しづらい環境を作る。
- 「できるか」ではなく「やる」と決意することで、行動を起こすモチベーションを高める。
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