主婦をやめたい!疲れ切ったワンオペ家事から抜け出す4つの方法

家事の疲れに悩んでいる方へ、新たな気持ちで取り組める対処法を4つご提案します。

毎日の家事は、単調で繰り返しの作業が多く、とても大変です。

さらに、

  • 休みがない
  • 終わりが見えない
  • 家族から感謝されることが少ない
  • 自分だけが頑張っていると感じる

など、さまざまな悩みが付きまとうことでしょう。

多くの人が一度は「もう家事はやめたい!」と思った経験があるのではないでしょうか。

立ち直るためには、家事の負担を軽減することや、考え方を変えることが大切です。

ここで紹介する4つの解決策を試せば、抱えている不満から立ち直ることができるでしょう。

この記事の目次

家事をやめたいと思う3つの典型的な場面

まず、専業主婦が「家事をやめたい!」と思うのは、以下の3つの場面です。

①細かい作業が多くて絶望感を感じる時

家事を「細かい作業」と感じた時、その絶望感から家事をやめたくなることがあります。

料理、洗濯、掃除、育児などの家事は、家庭生活に必要不可欠な仕事です。

しかし、細かな繰り返しの作業が多いため、時には細かい作業と感じてしまうことがあります。

また、家事には終わりがないため、専業主婦は達成感を得にくいものです。

家事には他にも、

  • 達成基準が明確でない
  • 勤務時間が定められていない

などの特徴があります。

これらの特徴により、専業主婦は満足感を感じにくく、家事をやめたくなることがあります。

②家族からの評価が低いと感じた時

専業主婦は、自分の家事への貢献が家族から十分に評価されていないと感じる時、家事をやめたいと思うことがあります。

外で働いていないため、

  • 社会への貢献が認められていないと感じる
  • 周りから取り残されているような気がする

といった感情を持ちやすくなります。

その結果、家族に自分の価値を認めてもらいたいという思いが強くなります。

しかし、専業主婦の場合、家事を行うことが「当たり前」とみなされがちで、その重要性が軽んじられることもあります。

このような状況が続くと、家事から手を引きたくなる気持ちが強くなります。

これは、家事という仕事が十分に評価されていないことが原因です。

家事は、他人に依頼すればかなりの費用がかかる大切な仕事です。

にもかかわらず、感謝されることなく無償で続けていると、誰でも家事をやめたくなるでしょう。

③家族との関係でストレスを感じた時

専業主婦は、家族との関係でストレスを感じると、家事をやめたいと考えることがあります。

多くの時間を家庭に費やしているため、家族との関係が上手くいかないと、すべてを失ったような気持ちになります。

残念ながら、専業主婦は家族との関係でイライラしやすいことがあります。

これは、専業主婦が、

  • 家族との距離が近すぎる
  • 他の社会的なつながりが少ない

といった理由から、家族に対して過剰に干渉しがちで、口出しをしすぎて対立することがあるからです。

その結果、家族間のトラブルが増え、家事から逃れたくなることがあります。

パートや派遣で働く主婦がやめたいと考える状況

次に、パートや派遣で働く主婦が家事をやめたいと考える状況を見ていきましょう。

①給与や仕事内容に満足できない時

かつて活躍していた人が、パートや派遣の「時給」や「仕事内容」に不満を感じることがあります。

これは、以前の職務と比較してしまうためです。

家事や育児との両立を目指す主婦は、

  • 子どもがいるためフルタイム勤務が難しい
  • 柔軟な勤務時間が可能な職場を探している

などの理由で、パートや派遣の仕事を選ぶことが多いです。

しかし、時給が低くなったり、仕事の質が下がったりすることがあります。

その結果、仕事への満足感や承認欲求が得られにくくなり、自分の価値を認められないと感じることがあり、家事から離れたいと考えることがあります。

②パートナーの支援が不足している時

パートや派遣で働く主婦でも、配偶者が育児や家事を主婦に任せがちです。

これは、配偶者が「共働き」という意識が低いためです。

フルタイムで働く夫からみると、

  • 時間に余裕があるはず
  • 収入が自分より少ない

といった理由で、育児や家事の負担が主婦に偏ることがあります。

すべての責任が自分にかかっていると感じると、家事をやめたいと思うのは当然です。

フルタイムで働く兼業主婦が家事をやめたいと思う場面

最後に、フルタイムで働く主婦の場合を見てみましょう。

①仕事が多すぎて負担を感じる時

フルタイムで働く主婦は、「仕事が多すぎる」と感じた時に家事をやめたいと思うことがあります。

仕事量が多すぎて、大切にしたいことを見失ってしまいます。

正社員として働いていると、責任があるため、家事や育児を理由に仕事をおろそかにするわけにはいきません。

負担が増えて

  • 家がいつも散らかっている
  • イライラすることが多い
  • 子どもの話に十分に耳を傾けられない
  • 夫婦の関係が悪化する

など、家庭内での問題が積み重なっていきます。

仕事を家族のためにしていると思っていても、その家族関係が悪化してしまうことがあります。

その結果、心の安らぎを失い、家事から離れたいと思うようになります。

②仕事と育児の両立で罪悪感を感じる時

フルタイムで働く主婦は、仕事と育児のバランスが取りにくい状況になると、自分の努力だけではどうにもできないと感じることがあります。

例えば、子供が急に熱を出した時には、職場の同僚に自分の仕事を頼まなければならないことがあります。

また、仕事の都合で子供の学校行事に参加できないこともあるでしょう。

自分が悪いわけではないのに、周りに罪悪感を抱いてしまい、家事から逃れたいと思うことがあります。

③自分の時間を求める時

フルタイムで働く主婦が、「自分だけの時間がほしい」という思いを抑えきれなくなると、家事から離れたいと考えることがあります。

自分の趣味や興味に時間を割けないと、「家族のために自分を犠牲にしている」と感じることが増えます。

  • 自分のための服を買いたいけど、家族みんなが楽しめる活動を選ぶ
  • 家でゆっくりしたいけど、子供が外で遊びたいと言う

このように、家族の要求に応え続けることで、忙しいフルタイムの主婦は自分の時間を確保できず、不満がたまってしまいます。

その結果、ストレスが溜まり、ついには家事をやめたくなることもあります。

【共通の悩み】主婦をやめたいと感じた時の対処法

主婦をやめたいと感じるのは、専業でも兼業でも、多くの人に共通する感情です。

「こんな自分はダメだ」と自分を責める必要はありません。

ここでは、主婦業に疲れた時に試すべき、心の立て直し方を4つ紹介します。

①家事の負担を減らす

家事から離れたいと感じたら、家事の量を減らすことが有効です。

実践できる方法としては、

  • 家事のやり方を簡素化する
  • 時短ができる家電を使う
  • 食事宅配サービスを利用する

などがあります。

まずは、家事に対するこだわりを少し手放して、基準を下げてみましょう。

例えば、「毎回の洗濯物は畳まない」「掃除は2回に1回は手早く済ませる」といった方法で家事を簡素化できます。

自動掃除機や調理を簡単にする家電を使えば、家事の負担がぐっと減ります。

さらに、食事宅配サービスや調理キットを使えば、疲れていても簡単に食事を用意でき、心に余裕ができます。

このように、家事の負担を減らせば、心も軽くなります。

②家事を他人に任せる

家事から解放されたいときは、他人に頼ることも大切です。

一人で全ての家事をこなそうとすると、次第に負担が増えていきます。

具体的な方法としては、

  • 家族と家事を分担する
  • 家事代行サービスを利用する

などが考えられます。

特におすすめなのは、家族と家事を分担することです。

その理由は、家事を分担することで、

  • 家族が家事の大変さを理解する
  • 感謝される機会が増える
  • 子どもの教育に役立つ
  • 緊急時にも対応しやすくなる

など、自分だけでなく家族全体にメリットがあるからです。

経験を積んだ主婦ほど「自分でやった方が早い」と思いがちですが、家族に任せることで良い変化がもたらされます。

家事に疲れたら、家族みんなで協力することを試してみましょう。

③自分の時間と価値観を大切にする

家事をやめたいと思うときは、自分の時間や価値観を尊重することが大切です。

「家族のために我慢する」という気持ちが、家事から離れたいという思いにつながることがあります。

自分自身を大切にするためには、

  • 趣味や興味を追求する
  • 自己実現を目指せる場所を見つける
  • 一人の時間を確保する

などが挙げられます。

趣味、習い事、スポーツなど、何か自分が楽しめる活動を始めてみましょう。

家族と離れて一人の時間を楽しむことも大切です。

仕事に情熱を注いでいる人は、職場での自己実現を目指しても良いでしょう。

そして、家庭外で活動を楽しむ自分を責めないようにしましょう。

「みんな頑張っているから自分も」という周囲の期待や世間の常識に縛られる必要はありません。

「自分を大切にすることで力を発揮できる」という価値観を持つことが大切です。

④ポジティブな面を見つける

家事をやめたいと思ったときは、自分の立場におけるポジティブな面を考えてみましょう。

専業主婦のメリット

  • 家庭の困難に対応できる
  • 新しいことに挑戦できる

専業主婦は、家族が困難に直面したときに、適切に対応できる利点があります。

例えば、子どもが「学校に行きたくない」と言い出したとき、じっくり話を聞いたり、先生と連絡を取ったりすることができます。

また、新しいことに挑戦したいときにも、時間的な余裕があるのは専業主婦のメリットです。

パート・派遣主婦のメリット

  • 時間の使い方が柔軟
  • 経済的な余裕が生まれる

パートタイムで働く主婦は、自分や子どもの予定に合わせて勤務時間を調整できる利点があります。

また、働くことで収入が増え、家計に余裕が生まれます。

家事、財政、時間のバランスをうまく取ることで、心にゆとりを持った生活を送ることができます。

フルタイム勤務の兼業主婦のメリット

  • 自分のスキルを活かせる環境がある
  • 子どもに努力する姿を見せられる
  • 夫の収入がなくなっても家計を支えられる

家事に疲れを感じたとき、仕事で感じる達成感が心の支えになります。

また、一生懸命働く姿を子どもに見せることで、親として敬われることがあります。

夫が仕事を失うなどして収入が止まっても、安定した収入がある主婦なら家計を守ることができます。

困難を感じるときはネガティブな面ばかりが目につきがちですが、自分の立場の良い面を見失わないことも大切です。

現状の中で良い部分を見つけて、気持ちをリフレッシュしましょう。

まとめ:家事に疲れたら、一人で抱え込まないこと

家事に疲れたときは、自分を責めずに家事の負担を軽減する方法を探し、自分の時間と価値観を大切にすることが重要です。具体的には以下の点に注意しましょう。

  • 家事の量を減らすために、家事のシンプル化や効率的な家電の利用を検討する。
  • 家族との家事分担や家事代行サービスの利用を通じて、他人のサポートを得る。
  • 趣味や自己実現のための時間を確保し、家庭外での活動も楽しむ。
  • 自分の立場のメリットを再認識し、今の生活における良い点を見つける。

家事から離れたいと感じたら、一人で抱え込まずに、周囲のサポートを求めたり、自分自身の幸せも考えたりすることが大切です。

自分の価値観に基づいてバランスの取れた生活を目指しましょう。

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この記事を書いた人

カウンセリング、リーディング、ヒーリング
薬剤師(漢方・薬膳に精通)

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では心と感情の専門家として、サービス提供をしている。

ミッションは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻した人を増やすこと。

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