夫の言動や態度にイライラしたり、不満を抱えたりすることはありませんか?
自分は正しくて「夫が悪い!」と責めてしまいがちです。
私もそうでした。
でも、わかったのです。
私自身の「インナーチャイルド」が原因になっていることに。
インナーチャイルドとは、幼少期の心の傷をいいます。
このインナーチャイルドが夫婦関係にどのように影響するのか、夫婦関係を改善するためにはどうすればいいのかを詳しく解説します。
夫とうまくいかない原因はインナーチャイルド?
- 乳幼児期から成人までの間の心の傷にまつわる想い、満たされなかった想い
- トラウマのエネルギー
インナーチャイルドは、生後3ヶ月から大人になるまでの間の、主に親子関係での傷ついた出来事や満たされなかった欲求が主な原因となって作られます。
インナーチャイルドは大人になっても心の奥底に存在し続け、日々の感情や行動に影響を与えます。
夫婦関係におけるインナーチャイルドの役割
インナーチャイルドは夫婦関係において重要な役割を果たします。
夫婦は、お互いが自分のインナーチャイルドを映し出す鏡です。
夫婦は、しばしば、自分の親子関係の経験を配偶者に投影してしまいます。
例えば、あなたが夫の態度に反応し、感情がわき上がってくる場合、それはあなたの「インナーチャイルド」が反応しているのかもしれません。
もし
- 夫は自分のことを見てくれない
- 夫は私を理解してくれない
と感じるなら、これは過去に親から十分な愛情を受けられなかったり、無視されたりした経験が影響している可能性があります。
夫も同様の心の傷を持っているかもしれず、結果として、二人は互いに責め合ったり、不満を抱えることになります。
すべてがインナーチャイルドのせいではない
夫婦間で問題が起こる一つの理由として、自分のインナーチャイルドが相手に反映されてしまうことがあります。
しかし、全てがインナーチャイルドの問題に起因するわけではありません。
場合によっては、もっと深い心の問題が存在することもありますが、その話はまた別の機会に説明します。
夫との関係を改善したいなら、まずはこのインナーチャイルドが夫婦関係にどのように影響しているかを理解し、問題を解決することが重要です。
夫とうまくいかない妻が抱える怒りや不満の正体
最初に幸せな結婚生活を期待して一生懸命努力しても、時間が経つにつれて不満や怒りが積もり、愛や信頼が減ってしまうことがあります。
これは自分やパートナーが変わってしまったわけではありません。
夫婦として生活する中で、お互いの内面にある「インナーチャイルド」や感情が浮き彫りになるのです。
これを理解することが、関係を改善する一歩となります。
夫への怒りや不満の場面
夫とうまくいかない妻が抱える怒りや不満は様々です。
例えば、
- 夫が家事や子育てに協力的でない
- 夫が仕事ばかりで家族と過ごす時間が少ない
- 夫が自分の気持ちや考えを理解してくれない
- 夫が自分を尊重してくれない
- 夫が浮気をしている
などです。
これらの場面では、妻は夫に対して怒りや不満を感じます。
しかし、その怒りや不満は本当に夫に対するものでしょうか?
もしかしたら、それは子どもの頃の自分が親に対して抱いていた感情なのかもしれません。
夫を自分の人生の鏡としてみる
夫婦関係には、自分と自分の親、特に異性の親との関係が反映されます。
例えば、夫への期待や感情は、実は自分の父親に対して持っていた感情かもしれません。
夫を自分の人生の鏡としてみると、以下のような不平不満が表現されます。
- 夫が家事や育児を手伝わない → 私は助けがほしい
- 夫が仕事ばかりで家族との時間が少ない → 私は寂しい
- 夫が自分の気持ちを理解してくれない → 私は理解されたい
- 夫が自分を尊重してくれない → 私は大切にされたい
- 夫が浮気をしている → 私は愛されたい
これらの感情は、実は幼少期に親に求めていた愛や理解、尊重、認められることなどです。
それらを十分に受けられなかったと感じていれば、大人になってもその欲求は続きます。
その結果、夫にそれらを求めるようになるのです。
しかし、夫はあなたの親ではありません。
彼もまた、自分自身のインナーチャイルドの問題を抱えています。
夫も同じように親からの愛や理解を得られなかった経験があるはずです。
このようにお互いの未解決の感情がぶつかり合って、夫婦間でうまくいかない状況が生じるのです。
夫とうまくいかない時は、これらの感情に気づき、互いのインナーチャイルドを理解し合うことが大切です。
夫とうまくいかない時、感情的になるより大切なこと
夫とうまくいかない時に、ただ夫を責めたり怒ったりするだけでは問題は解決しません。
このような行動は、お互いの心の傷を深めるだけで、実際には何も改善しません。
問題が生じる理由の一つとして、あなた自身や夫の「インナーチャイルド」が影響している可能性があります。
感情的に夫を責めても何も解決はしない
夫とうまくいかない時に感情的になってしまうのは、幼少期に親から受けた愛や承認、安心感が十分ではなかったことが原因であることが多いです。
そのため、夫に対して強い感情をぶつけ、自分の要求を認めさせようとするかもしれません。
しかし、夫も同様に自分のインナーチャイルドの問題を抱えていて、あなたの感情的な行動に反発したり、逃げたりすることがあります。
これにより、夫婦間のコミュニケーションが崩れ、問題はさらに複雑化します。
感情的になったところで、自分のインナーチャイルドが癒されることはありません。
むしろ、自分のインナーチャイルドが固まり、強化されてしまうだけです。
本当に必要なのは、自分のインナーチャイルドを認め、囚われない状態を自分で作ることです。
夫との問題を健康的に解決する鍵はここにあります。
自分のインナーチャイルドは自分の責任と捉える
夫とうまくいかない時には、自分のインナーチャイルドを自分の責任として受け入れることが重要です。
無意識では、自分の幼少期に満たされなかった想いを夫に叶えてもらおうとしています。
そうではなく、自分を満たすことができるのは自分自身であると捉え直すことが必要です。
夫にもインナーチャイルドがあるという視点を持つ
夫との関係がうまくいかない時、重要なのは夫にもインナーチャイルドがあると認識することです。
夫もあなたと同じように、幼少期に受けた心の傷やトラウマを抱えています。
これは夫の行動や態度に影響を与えることがあります。
- 夫が冷たい態度をとったり無視したりするのは、夫自身が幼い頃に親から拒絶や無視を受けた経験が原因かもしれません。
- 夫が不貞行為や暴力を示す場合、それも幼少期に受けた裏切りや暴力の影響を反映している可能性があります。
- あなたへの理解や尊重が欠ける態度は、夫が親から十分に理解されず軽視された経験を示しているかもしれません。
これらを理解することで、夫の背景を理解しようとする姿勢が生まれます。
ただ、夫の本音は、愛情や理解、尊重、許しを求めているかもしれませんが、夫自身がそれに気づいていないことが多く見られます。
この視点を持つことで、あなたは夫との問題に対して感情的になることなく、より冷静に対応できるようになるでしょう。
夫の言動に対して理解を示し、夫のインナーチャイルドを認め、許し、尊重しようとする努力が、関係を改善する鍵となります。
夫とうまくいかない時に試したいこと
自分のインナーチャイルドに向き合ってみる
夫とうまくいかない時に試したいことの一つは、自分のインナーチャイルドに向き合ってみることです。
- 自分の幼少期の写真を見てみる
- 自分の幼少期の思い出を思い出してみる
- 自分の幼少期に好きだったことや楽しかったことをやってみる
- 自分の幼少期に欲しかったものや叶えたかったことをやってみる
- 自分の幼少期に感じた感情や願望を紙に書き出してみる
- 自分の幼少期に話しかけてみる
これらの方法を通して、幼い頃、何に傷ついたのか、何が欲しかったのか、どうしたかったのかかがわかります。
そして、大人であるあなたは、それらを満たしてあげることができます。
夫のインナーチャイルドにも目を向ける
夫とうまくいかない時に試したいことの一つは、夫のインナーチャイルドにも目を向けることです。
夫のインナーチャイルドに目を向けることで、夫の言動の裏にある想いがわかってきます。
その上で、あなたが夫の子どもの頃の想いを受け止め、肯定していくと関係性が変わっていきます。
- 夫の幼少期の写真を一緒に見て思い出を聴く
- 夫の幼少期に好きだったことや楽しかったことを一緒にやってみる
- 夫の幼少期に欲しかったものや叶えたかったことを一緒にやってみる
- 夫の幼少期に感じた感情や願望を聞いてみる
- 夫の幼少期に夫と一緒に話しかけてみる
自分で対処できない時はご相談ください
夫とうまくいかない時に、お互いのインナーチャイルドに向き合うのが重要とお話してきました。
インナーチャイルドの問題は自分でできる部分とできない部分があります。
特に怒りや悲しみ、孤独感などがあふれ出してくるのであれば、自分で取り扱うには難易度が上がります。
そんな時は感情カウンセリング通常セッションをご利用ください。
感情の専門家である「感情カウンセラー」がお手伝いをします。
- 感情がスッキリし、心に余裕が生まれる
- インナーチャイルドが癒され、夫への許容が広がる
- 夫への理解が進み、夫への見方が変わる
- 自分の本音に沿った決断ができる
まとめ
夫とうまくいかないと感じる妻は多いでしょう。
しかし、その原因は夫だけではなく、あなた自身や夫のインナーチャイルドにあるかもしれません。
インナーチャイルドとは、心の中に住む子どもの頃の自分のことです。
インナーチャイルドは、夫婦関係に大きな影響を与えます。
夫とうまくいかない時は、感情的になるより大切なことがあります。
- 自分のインナーチャイルドは自分の責任と捉える
- 夫にもインナーチャイルドがあるという視点を持つ
- 夫婦の溝を埋めるためのインナーチャイルドの理解
夫婦間で起こる問題やトラブルは減り、協力や支え合いが増えます。
自分で対処できない場合は、寛恕うカウンセリング通常セッションでサポートしていますのでご利用ください。
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