【夫とうまくいかない】その怒り、インナーチャイルドが関係しているかも?夫婦関係を見つめ直すヒント

庭のベンチに座った女性が手鏡をのぞくと、子どもの頃の自分の笑顔が映っているイラスト

夫の言動や態度にイライラしたり、不満を抱えたりすることはありませんか?

「私は間違っていない。悪いのは夫のほう」 そう思って、つい夫を責めてしまう。

私もよくやっていました。

でも、あるとき気づいたのです。

夫への怒りに、私自身の「インナーチャイルド」が関係していたことに…。

この記事では、

  • インナーチャイルドが夫婦関係にどう影響するのか
  • 夫への怒りや不満の奥にある「本当の気持ち」
  • 夫とうまくいかないときに、自分でできること

を順にお伝えします。

なお、インナーチャイルドは医学的な診断名ではありません。

ご自身と夫婦関係を見つめ直すための、一つの視点としてお読みください。

この記事の目次

夫とうまくいかない原因はインナーチャイルド?

夕暮れの道を並んで歩く夫婦の影が、子どもの頃の二人の姿になって伸びているイラスト

インナーチャイルドとは

あめのそよかぜでは、インナーチャイルドを次のように捉えています。

インナーチャイルドとは
  • 乳幼児期から成人までの間の心の傷にまつわる想い、満たされなかった想い
  • トラウマのエネルギー

主に親子関係の中で、傷ついた出来事や満たされなかった欲求があると、それが心の奥に残ります。

そして大人になってからも、日々の感情や行動に影響を与えることがあります。

インナーチャイルドについて詳しくは、こちらの記事でまとめています。

夫婦は、お互いのインナーチャイルドを映し出す鏡

夫婦は、お互いが自分のインナーチャイルドを映し出す鏡のような存在です。

私たちは知らず知らずのうちに、子どもの頃の親との関係を夫に重ねてしまうことがあります。

たとえば、

  • 夫は私のことを見てくれない
  • 夫は私を理解してくれない

と強く感じるとき。

その気持ちには、子どもの頃に親から十分に関心を向けてもらえなかったり、気持ちを分かってもらえなかったという経験が影響している可能性があります。

そして夫もまた、同じように心の傷を抱えているかもしれません。

その結果、二人で責め合ったり、お互いに不満をため込んだりしてしまうのです。

すべてがインナーチャイルドのせいではありません

ただし、夫婦の問題のすべてがインナーチャイルドから来ているわけではありません。

もっと深い心の問題や、生活環境・お金・健康など、別の要因が関わっていることもあります。

まずは、「インナーチャイルドが夫婦関係に影響しているかもしれない」と知ることが、関係を見つめ直す第一歩になります。

夫への怒りや不満の正体

とげとげのいがが少し開き、中からつやつやの栗がのぞいているイラスト

結婚した頃は、幸せな結婚生活を願って一生懸命がんばっていた。

それなのに、年月とともに不満や怒りが積もり、愛情や信頼が薄れてしまった…。

そう感じている方もいらっしゃるかもしれません。

それは、あなたや夫が「悪い人に変わってしまった」からとは限りません。

一緒に暮らす年月の中で、お互いの内側にあったインナーチャイルドや感情が、少しずつ表に出てきたのかもしれないのです。

よくある「夫への怒りや不満」の場面

夫とうまくいかないと感じる妻が抱える怒りや不満は、たとえばこんな場面です。

  • 夫が家事や子育てに協力的でない
  • 夫が仕事ばかりで、家族と過ごす時間が少ない
  • 夫が私の気持ちや考えを理解してくれない
  • 夫が私を尊重してくれない
  • 夫が浮気をしている

こうした場面で、怒りや不満がわいてくるのは自然なことです。

でも、その怒りは、本当に「夫だけ」に向けたものでしょうか?

もしかしたら、子どもの頃のあなたが親に対して抱いていた気持ちなのかもしれません。

不満の奥にある「本当の気持ち」

夫婦関係には、自分と親との関係、特に異性の親との関係が映し出されやすいといわれます。

夫への期待や感情が、実は父親に向けていた気持ちと重なっていることもあるのです。

夫を「自分の人生を映す鏡」として見てみると、不満の奥にある本当の気持ちが見えてきます。

夫への不満奥にある本当の気持ち
家事や子育てを手伝ってくれない私は助けてほしい
仕事ばかりで家族との時間が少ない私は寂しい
私の気持ちを理解してくれない私は理解されたい
私を尊重してくれない私は大切にされたい
浮気をしている(裏切られた怒りや悲しみの奥に)私は愛されたい

※浮気や不信があったとき、あなたが悪いわけではありません。気持ちの整理と起きた事実への対応は、切り分けて考えてよいのです。

右側の気持ちは、子どもの頃に親に求めていた「愛されたい」「分かってほしい」「大切にされたい」「認めてほしい」という想いとよく似ていませんか?

子どもの頃に十分に満たされなかった想いは大人になっても続きます。

そして、夫に満たしてもらおうとしてしまうのです。

でも、夫はあなたの親ではありません。

夫もまた、自分自身のインナーチャイルドを抱えているかもしれません。

夫自身も、親からの愛情や理解を十分に受け取れなかった経験があるのかもしれないのです。

お互いの「満たされなかった想い」がぶつかり合うと、夫婦の間がうまくいかなくなります。

だからこそ、自分の本当の気持ちに気づき、お互いのインナーチャイルドを理解しようとすることが大切です。

夫婦は、お互いが自分のインナーチャイルドを映し出す鏡です。

夫とうまくいかないとき、感情的になるより大切なこと

女性の手が、絡まった毛糸をゆっくりとほどいているイラスト

夫とうまくいかないとき、夫を責めたり怒りをぶつけたりするだけでは、問題はなかなか解決しません。

かえってお互いの心の傷を深めてしまうことがあります。

感情的に夫を責めても、すれ違いが深まるだけ

夫に強い感情をぶつけてしまう背景には、子どもの頃に親から愛情や承認、安心感を十分に受け取れなかった経験が関係していることがあります。

だからこそ、夫に自分の気持ちを認めさせようと、強い言葉になってしまうのかもしれません。

けれど、夫も、自分のインナーチャイルドを抱えています。

あなたが感情的になるほど、反発したり、黙り込んだり、その場から逃げたりすることがあります。

こうして会話がかみ合わなくなり、問題はさらにこじれていきます。

夫に感情をぶつけても、自分のインナーチャイルドが癒されるわけではありません。

むしろ「やっぱり分かってもらえない」という想いが強まり、心の傷がより固着化してしまいがちです。

本当に大切なのは、自分のインナーチャイルドの存在を認め、それに振り回されない状態を自分でつくっていくことです。

夫との関係性を良くしていく鍵は、ここにあります。

自分のインナーチャイルドは、自分で引き受ける

夫とうまくいかないときは、自分のインナーチャイルドは「自分で向き合う」姿勢が大切です。

私たちは無意識のうちに、子どもの頃に満たされなかった想いを身近な相手に叶えてもらおうとします。

でも、自分の想いを本当に満たしてあげられるのは自分しかいません。

「夫に満たしてもらう人生」から「自分で自分を満たす人生」へ方向転換することが、夫婦の楽な距離感作りには欠かせないと考えています。

もう一つ大切なのは「夫にもインナーチャイルドがある」と理解しておくことです。

夫もあなたと同じように、子どもの頃の心の傷を抱えていて、今の言動に表れていることがあります。

  • 冷たい態度をとったり無視したりするのは、夫自身が子どもの頃に、親から拒まれたり無視されたりした経験があるからかもしれません
  • あなたへの理解や尊重が足りない態度は、夫自身が親から十分に理解されず、軽く扱われてきた経験の表れかもしれません

夫の本音は、本当は愛情や理解、尊重、許しを求めているのかもしれません。

けれど、夫自身がそのことに気づいていないことも少なくありません。

夫のインナーチャイルドに目を向けると、「どうしてこんな態度をとるの?許せない!」という怒りが、「この人にも事情があるのかもしれない」という相手への理解に変わっていくこともあります。

理解が進むと、感情的にならずに夫と接することができるようになってきます。

【大切なお願い】
暴力(身体的なものだけでなく、暴言・無視・お金の制限なども含みます)を受けている場合、夫の背景を理解しようとすることと、それを我慢して受け入れることは別のことです。
まずはあなた自身の安全を最優先にしてください。
一人で抱えず、DV相談ナビ(#8008)やDV相談プラス(0120-279-889)などの公的な相談窓口にご相談ください。
命の危険を感じるときは、迷わず110番してください。

夫とうまくいかないときに試したいこと

ソファに並んで座った夫婦が、子どもの頃の写真が貼られた古いアルバムを一緒に見ているイラスト

1. 自分のインナーチャイルドに向き合ってみる

まずは、自分のインナーチャイルドに向き合ってみましょう。

次の中からできそうなものを一つ選んで試してみてください。

  • 子どもの頃の写真を見てみる
  • 子どもの頃の思い出を思い出してみる
  • 子どもの頃に好きだったこと、楽しかったことをやってみる
  • 子どもの頃に欲しかったもの、叶えたかったことをやってみる
  • 子どもの頃に感じた気持ちや願いを、紙に書き出してみる
  • 子どもの頃の自分に話しかけてみる

こうして子どもの頃の自分に触れていくと、幼い頃に何に傷ついたのか、何が欲しかったのか、本当はどうしたかったのかが見えてきます。

そして、大人になった今のあなたが、その想いに寄り添い、満たしてあげることができます。

自分のインナーチャイルドの傾向を知りたい方は、こちらのセルフチェックもどうぞ。

2. 夫のインナーチャイルドにも目を向ける

次に、夫のインナーチャイルドにも目を向けてみましょう。

夫の子どもの頃に目を向けると、夫の言動の奥にある思いが見えてきます。

そのうえで、夫の子どもの頃の思いを受け止め「そうだったんだね」と肯定していくと、二人の関係が変わっていくきっかけになることがあります。

  • 夫の子どもの頃の写真を一緒に見て、思い出を聞く
  • 夫が子どもの頃に好きだったこと、楽しかったことを一緒にやってみる
  • 夫が子どもの頃に欲しかったもの、叶えたかったことを一緒にやってみる
  • 夫が子どもの頃に感じた気持ちや願いを聞いてみる
  • 夫と一緒に、子どもの頃の夫に話しかけてみる

無理に聞き出そうとせず、夫が話したくなったときに耳を傾けるくらいの気持ちで大丈夫です。

自分で向き合うのが難しいときはご相談ください

小さな花が飾られた明るい部屋に、向かい合って置かれた2脚の椅子のイラスト

夫とうまくいかないときは、お互いのインナーチャイルドに向き合うことが大切だとお話してきました。

インナーチャイルドとの向き合いには、自分でできる部分と、一人では難しい部分があります。

特に、怒りや悲しみ、孤独感などが強くあふれてくるのを一人で扱うのは大変です。

そんなときは、あめのそよかぜで提供している感情カウンセリングをご利用ください。

感情の専門家である「感情カウンセラー」として私がお手伝いします。

私のセッションでは、こんなことを大切にしています。

  • 胸の中にたまった感情を言葉にして、心に余裕を取り戻すこと
  • インナーチャイルドの想いに気づき、自分を受け止めていくこと
  • 夫の言動の奥にある思いを理解し、夫への見方を見つめ直すこと
  • 自分の本音に沿って、これからを選んでいくこと

※感情カウンセリングは医療行為ではありません。心身の不調が続く場合は、医療機関にご相談ください。

インナーチャイルドの癒し方については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

まとめ:責め合う関係から、支え合える関係へ

夫とうまくいかないと感じている妻は決して少なくありません。

その原因は夫だけにあるのではなく、あなた自身や夫のインナーチャイルドが関係していることがあります。

インナーチャイルドとは、一般的には、心の中に住んでいる子どもの頃の自分のことといわれています。

そして、夫婦関係に大きな影響を与えることがあります。

夫とうまくいかないときに大切にしたいのは次のことです。

  • 自分のインナーチャイルドは、自分で向き合う
  • 夫にもインナーチャイルドがあるという視点を持つ
  • お互いのインナーチャイルドを理解し、夫婦の溝を少しずつ埋めていく

お互いのインナーチャイルドに目を向けていくことは、責め合う関係から支え合う関係へと歩み出すきっかけになります。

一人で向き合うのが難しいときは、感情カウンセリングでサポートしています。

どうぞお気軽にご相談ください。

庭のベンチに座った女性が手鏡をのぞくと、子どもの頃の自分の笑顔が映っているイラスト

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この記事を書いた人

カウンセリング、リーディング、ヒーリング
薬剤師(漢方・薬膳に精通)

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では心と感情の専門家として、サービス提供をしている。

ミッションは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻した人を増やすこと。

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