毒親の特徴あるある7選。毒親を乗り越えて幸せを掴む方法

親からのネガティブな影響について興味のある方へ。

この記事では、そのような親の特徴、そうした環境で育つことによる恋愛上の問題、そして幸せな恋愛生活を送るための方法を解説しています。

また、自分自身が同じような親にならないための対策も紹介しているので、参考にしてみてください。

この記事の目次

そもそも毒親とは?どんな特徴の親をいうのか?

毒親とは、子どもの人生を自分の望むようにコントロールしようとする親のことを指します。

一般的には「有害な親」と表現されることもあります。

その特徴には、過剰な干渉や無関心があります。

子どもの個性や感情を否定し、自分に都合の良い価値観を押し付ける親が該当します。

毒親のパターンは多様ですが、共通しているのは、健全な親子関係が築けておらず、子供にとって良い環境とは言えないことです。

また、そのような環境で育った人々が自らも同じ行動を繰り返すことがあります。

毒親の存在は、人生に負の影響を及ぼすリスクが伴います。

毒親あるある7つ|毒親と判断されるケース

毒親の特徴を把握した後、どのような親が毒親に該当するかを見ていきましょう。

以下に、毒親に該当する可能性のある具体的なケースを挙げます。

一つでも当てはまれば毒親の可能性があります。

複数に該当する場合は、その親は間違いなく毒親です。

これらの情報を毒親診断として活用してみてください。

ケース1. 子供に対する否定的な反応

毒親は子供が自分の意見に従わないときに不満を抱きがちです。

子供の行動や選択を常に否定し、自分の価値観や希望に沿うように強制することが多いです。

例えば、子供が「〇〇したい」と言ったとしても、「それは無理だ」「〇〇なんてできない」と一蹴し、自分の意見を強く主張します。

これにより、子供の意見や行動は間違っていると決めつけられ、尊重されることはほとんどありません。

ケース2. 子供の自主性に制限を設ける

毒親は、すべてを自分の支配下に置こうとする特性を持っています。

子供の日常生活に深く介入し、様々な面で干渉します。

友達との交流、学校や仕事の選択、服装、読む本や聴く音楽など、子供が新しく始めたい活動や購入したい物に対しても、親の許可が必要です。

何をするにも親の許可が必要であり、子供の自主性を奪うような行動をとります。

ケース3. 間違いに対する過剰な叱責

毒親は、子供が自分の指示に従うことを当然とみなします。

物事が思い通りに進まないとすぐにイライラし、感情をコントロールできずに怒りを爆発させます。「なぜこんな簡単なことができないの!」「普通はこうするものだ!」と暴言を吐き、子供が失敗したり、従わなかったりすると、言葉や暴力で厳しく叱責します。

具体的には、男性の毒親はしばしば体罰を伴うしつけを行い、女性の毒親は感情的になりやすいことが多いです。

ケース4. 子供が食事を求めても満足に与えない

毒親は親としての責任感が薄く、子供に対する関心も低めです。

例えば、子供が「お腹が空いた」と訴えても適切に対応せず、必要最低限の食事しか提供しないことがあります。

自分の趣味や仕事に夢中で、アルコールやギャンブルにふける親にこのような傾向が見られます。

ケース5. 病気の際も医療を受けさせない

毒親は子供の健康に無頓着で、具体的な体調の悪さを訴えても適切な医療を提供しません。

例えば、子供が熱を出しても「自然に治る」と考え、治療を受けさせないこともあります。

病状が悪化しても「仕方がない」と放置し、子供にとって非常に危険な状況を引き起こします。

ケース6. 不衛生な環境での育児

毒親のもとで育つ子供は、しばしば不衛生な環境に置かれます。

家が汚れて物が散らかっているにも関わらず、子供が自主的に片づけを始めると「勝手なことをするな」と非合理的に怒る親がいます。

このような親は、自己の利便性を最優先にし、生活環境の悪化を顧みないことが多いです。

ケース7. 「お前がこうしていられるのは誰のおかげだ」と圧力をかける

毒親は子供に過剰な責任感を押し付け、自分の支配を維持しようとします。

例えば、子供が何か成し遂げても称賛せず、「お前の生活は誰のおかげだと思っているの?」と恩を押し付けたり、「お前のせいで自由がない」と不満をぶつけたりします。

このような行動は、子供の自立を妨げ、自分の存在意義を確認しようとするものです。

毒親育ちの特徴と自己診断

「もしかして、私の親も毒親かもしれない?」
「毒親育ちの特徴って何だろう?」

毒親の特性や具体例を知ることで、自分や周囲の人がその影響を受けているかもしれません。

では、毒親育ちの人々にどのような特徴があるのでしょうか?

これから毒親育ちの人々の特徴について詳しく解説します。

性格や行動を通じて、自分や自分の子供が毒親育ちかどうかを診断してみましょう。

特徴1. 「自分に価値がない」と感じやすい

毒親育ちの人は、長い間親からの承認を得られずに育ったため、自己評価が低めです。

これにより、「自分には価値がない」と感じ、自信を持つことが難しくなります。

たとえば、「お前の意見は間違っている」と一方的に否定されたり、「成功するわけがない」と否定的な言葉を投げかけられたり、「テストで少し間違えたくらいでなぜ完璧でないのか」と責められたりすることが、自信を喪失させる原因となります。

これらの経験は、自己肯定感を育てることを困難にします。

特徴2. 他者への過度な依存

親から長期にわたる否定的な扱いを受けた結果、自尊心が損なわれ、自立した自己を維持することが難しくなります。

これが、他人や外部のものへの強い依存心を生み出す原因となります。

親による人生のコントロールが依存心を強める要因の一つです。

依存する対象は多岐にわたり、ギャンブル、ショッピング、アルコール、恋愛などさまざまです。

これらに依存することで、一時的な安心感や安らぎを得ようとします。

特徴3. 他人の反応を過剰に気にする

毒親育ちの人は、親からの非難や怒りを避けるために、常に警戒心を持って生活しています。

この癖は人間関係にも影響し、他人の反応を過剰に気にするようになります。

例えば、デートで行きたい場所や食べたいものを自分から提案できなかったり、自分の意見を抑えて他人の意見に従うことが多くなります。

これは、他人の感情を優先し、自己のニーズを後回しにする行動パターンです。

特徴4. 自発性の欠如

毒親のもとで育つと、すべてが親によって決定されるため、自分で意思決定をする機会が少なくなります。

大人になっても、この経験が仕事や日常生活で自発的に行動することを難しくしています。

たとえば、一つのタスクが終わった後、次に何をすべきかの明確な指示を待つことがあり、マニュアルに記載されていない状況では自分で判断を下せず行動に移せないことがあります。

これは、自立して決断を下す能力が未発達であることを示しています。

特徴5. 過剰に尽くす恋愛スタイル

親から十分な愛情を受けずに育った毒親育ちは、親を喜ばせるために奉仕的な行動をすることを学びます。

この傾向は恋愛にも影響し、パートナーに対して過剰に尽くすようになります。

相手の細かい要望に応え、自分の感情を抑えてでも相手を喜ばせようとし、相手の好みに自分を合わせることで、恋人にとって重たく感じられるほどの行動をとることがあります。

特徴6. 自分の欲求に罪悪感を抱く

親の要求に従って育ったため、毒親育ちは自分の欲求を満たすことが許されないと感じることが多いです。

例えば、「好きなことをしてもいいよ」と言われても、「本当に自分がやっても大丈夫なのか?」「後で叱られないか?」と不安に思い、行動に移すことをためらってしまいます。

自分の欲求を追求することを自己制限してしまい、それが裏切り行為に感じられてしまいます。

特徴7. 周囲の期待に応えようとして無理をする

親からの認識を得るために親の望む行動を強いられた毒親育ちは、他人の期待に応えようとする傾向があります。

これが習慣となり、自分の限界を超えてでも他人の要求に応じるようになります。

例えば、仕事で自分の能力以上のタスクを引き受けたり、パートナーには予算以上のプレゼントを用意したり、人に良く思われようと無理をします。

他人からの否定を極度に恐れ、その影響で精神的に大きく落ち込むことがあります。

毒親育ちが恋愛で直面する困難|なぜ難しいのか?

「どうして恋愛がうまくいかないのだろう?」
「毒親育ちのために恋愛が難しいのかな?」

毒親育ちの個性には、恋愛にも悪影響を及ぼす否定的な特徴が多いため、パートナーとの間で問題が発生しやすくなります。

この記事では、毒親育ちの人が恋愛で遭遇する問題について詳しく解説し、これらの課題を理解することの重要性を説明します。

理由1. パートナーの愛情を疑う傾向

毒親から無条件の愛情をほぼ受けることなく育ったため、毒親育ちはパートナーの愛も簡単に信じることができません。

例えば、恋人が何かをプレゼントしてくれたとしても、「本当にただ親切でプレゼントしたの?何か裏があるのではないか?」と疑うことが多いです。

このような疑念が、相手との信頼関係を築く上で障害になり得ます。

理由2. 問題を抱えた相手を選びがち

毒親育ちは、批判的で支配的な関係に慣れ親しんでいるため、無意識のうちに同様の特徴を持つ人を恋愛パートナーとして選ぶことがあります。

その結果、DVや借金といった問題を持つ相手と関係を持つことが多くなります。

さらに、過度の束縛や浮気を繰り返す相手に惹かれやすく、不健全な恋愛関係に陥りやすい傾向があります。

理由3. 対等な関係を築けず自分の意見を述べられない

毒親育ちは、自身の意見を表明することが許されなかった環境で育ったため、特に恋人との関係で自分の意見を述べるのが難しいと感じます。

恋人の希望を常に優先したり、自分が改善してほしいと感じる点も相手に不快感を与えないよう伝えられないことが多いです。

このため、自分の意見を持たずに恋人の意向に従うことが多くなります。

理由4. 深い信頼を築くのが難しい

毒親育ちは、最も信頼すべきであるはずの親に振り回されて育ったため、他人、特に恋人への信頼を築くのが困難です。

恋人の優しさも「何か裏があるのではないか」「いずれ支配されるのではないか」と疑ってしまうことがあります。

これが原因で、親密な人間関係でも心を開くのが難しくなります。

理由5. 親としての役割を適切に果たせるか不安

毒親育ちは、厳格な親または無関心な親のもとで育った影響を受けており、自身が親になったときに不健全な育児を繰り返す可能性があります。

子供に対して自己中心的に振る舞ったり、過干渉や放任といった極端な育児スタイルをとることがあったり、必要な栄養や医療を提供しないこともあります。

これにより、親として不適切な行動を取ってしまうリスクがあります。

毒親育ちでも幸せな恋愛をする方法|成功への鍵

「毒親育ちだけれど、幸せになれるのかな?」
「幸せな恋愛をするための秘訣が知りたい」

毒親育ちでも、充実した恋愛生活を送ることは可能です。

ここでは、毒親育ちの人が幸せな恋愛を実現するための具体的な方法を紹介します。

幸せな人生はあなたの手の届くところにありますので、ぜひこれらの方法を実践してみてください。

方法1. 毒親との距離を確保

毒親のもとにいると、恋愛においても親の干渉を受けがちです。

物理的な距離を置くことが非常に重要です。

  • 自分だけの空間を確保して独立する
  • 親から遠く離れた場所での生活を検討する
  • 親からの連絡は必要最小限に留め、自立心を持つ
  • 住所や連絡先を教えず、プライベートを守る

自分の恋愛を自分でコントロールするためには、親からの自立が第一歩となります。

方法2. 自分の欲求を優先する

他人に合わせることで自分を犠牲にする行為は、自己肯定感を低下させるため、自分の好きなことを積極的にすることが大切です。

  • 自分の趣味や興味に時間を使う
  • 欲しいものがあれば、自分へのご褒美として購入する
  • 心地良いと感じる活動を自発的に行う

自分自身を大切にすることで自立心が育ち、自信がつくことが、恋愛にもプラスの影響をもたらします。

方法3. 広い交友関係を築いて多様な価値観を受け入れる

毒親育ちの人は、自分が育った環境が普通だと思い込むことが多く、その結果、毒親と似た特徴を持つ異性に惹かれることがあります。

このようなパターンを避けるためには、様々な人々との交流が非常に重要です。

  • 社交的なイベントやグループ活動に積極的に参加する
  • 異なる背景を持つ人々と会話を楽しむ
  • 新しい友達との出会いを大切にする

これらの活動を通じて、世界には多様な生き方や価値観が存在することを学び、健全な人間関係を築くための視野を広げることができます。

方法4. 本当に愛してくれる人を大切にする

毒親から適切な愛情を受けられなかった経験は、他人を信じることを難しくさせます。

しかし、本当にあなたを愛してくれる人は存在します。

  • あなたの意見を尊重し、耳を傾けてくれる人
  • あなたの感情に共感し、寄り添ってくれる人
  • 自己の利益よりもあなたを優先して考えてくれる人

このような特性を持つ人は、自己利益を超えてあなたを大切にする可能性が高いです。

そうした人を信頼し、大切にすることが大切です。

子供に同じ過ちを繰り返さないための対策

「毒親育ちで心配だけれど、自分の子どもには同じことを繰り返したくない」
「どうしたら毒親にならずにすむのか?」

毒親のもとで育った人々は、将来自分の家族に対しても同じ影響を与えかねないと不安に思うことがあります。

健全な親子関係を築くためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 育児や家庭生活に関する知識を積極的に学ぶ
  • 子どもの意見を尊重し、無条件の愛情を提供する
  • 親として自己を反省し、成長を続ける

これらを心掛けることで、過去の負の連鎖を断ち切り、新たな家庭の形を築くことができます。

対処法1. 怒りを感情的に表現しない

育児中は時々、子供の行動にイライラすることがありますが、感情的に怒鳴るのは避けましょう。

感情的に叱ると、子供は混乱し、何が問題だったのか理解できなくなります。

  • 冷静になって、なぜその行動が問題なのかを説明する
  • 子供の意見もしっかりと聞く

叱る時は、子供に理由を理解させることが重要です。

感情を抑え、危険な行動以外では穏やかに対応しましょう。

対処法2. 子供の欲求を尊重する

子供が何かを学びたい、試したいという自然な欲求は、成長のためにとても重要です。

これを親が過度にコントロールすると、子供の自主性が損なわれます。

  • 子供が自ら選んだことを尊重する
  • 子供に選択肢を提供し、自分で決めさせる

子供に自由を与えることで、自分で考え、行動する力が育ちます。

失敗したとしても、それは学びの一部であり、「次はどうするか」を自分で考える良い機会となります。

対処法3. 他人の前での褒め方・叱り方に配慮する

公共の場で子供を褒めたり叱ったりすることは、子供が他人と自分を比較し、自己評価を歪める原因になります。

他人との比較から解放し、子供が自己を正しく評価できるようにすることが大切です。

  • テストの結果などを公共の場で褒めたり叱ったりするのではなく、プライベートな環境で行う
  • 他人と比べることなく、「あなたはそのままで素晴らしい」と伝える

このように接することで、子供は親や他人の評価を気にせず、自分自身のために最善を尽くすようになります。

対処法4. 指示形式の命令を避ける

親が一方的に決めたルールを押し付けると、子どもは行動の意味を理解せず、単に指示に従うだけになってしまいます。

これは子どもの自立心を損ねる行為です。

「早くやりなさい!」
「正しくやるのよ!」
「これを選ぶべきだ!」

このような命令的な言葉遣いは避けましょう。

代わりに、

「一緒にこれをやってみない?」
「それをしてくれたらうれしいな」

と提案することで、子ども自身に選択させ、主体性を尊重することが可能です。

対処法5. 子どもが求めるまで手助けを控える

親が子どもに過剰に介入することは、子どもの自立を妨げ、親への依存を深めてしまいます。

子どもには自己解決の機会を与えることが重要です。

  • 子どもが遅刻しそうでも介入しない
  • 宿題で分からないことがあっても、すぐに答えを教えず、自分で考える時間を持たせる

親がすぐに解決策を提供しないことで、子どもは自らの力で問題に取り組み、解決策を見つける能力を育てることができます。

子どもが自ら助けを求めてきたときだけ、支援することが、自立心を育てる鍵です。

まとめ:毒親の影響を乗り越えて幸福な生活を手に入れよう

毒親に育てられた人々は、大人になってもその影響から抜け出すのが難しいことがあります。

「毒親のせいで幸せになれない」と感じるかもしれませんが、その環境から脱出し、自分自身を信じることが重要です。

  • 毒親との距離を置く
  • 自己愛を育む
  • 自分を信じる

これらのステップを踏むことで、新たな人生の扉を開くことができます。自分自身の可能性を信じ、一歩ずつ前進しましょう。

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この記事を書いた人

感情カウンセリング
ヒーリング&リーディング
漢方薬剤師

大学卒業後、製薬会社の学術部で社員教育と医療関係者への情報提供に携わり、その後、整形外科病院で薬剤師として勤務、退職。
現在は、もっと元気にもっと自由になりたい方向けに感情カウンセリングを提供している。

昭和39年生まれ、一男二女の母。
第一子のアトピーをきっかけに桶谷式母乳育児、栄養学、食育を学ぶ。
第三子の妊娠・出産・育児期は夫婦関係や健康にトラブルが続き心身共につらい日々が続いたので、心と体の回復を目指して漢方と心理学を学んだ。

その学びを深めていく中で、バーストラウマやインナーチャイルド、感情などの心の問題に向き合うことで状況を克服。
今では笑顔を取り戻し、日々軽やかに過ごしている。

セッションでは、生きづらさを感じている方の心が軽くなり、日常の幸せに気づき、自分らしさを取り戻していただけるように心掛けている。

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