西洋医学と東洋医学を学んだ私は、体と心の関係を知るために様々な本を読みました。
- 目に見えない「氣」や「心」は何なのだろう。
- 病気はどういう意味があるのだろう。
- 人はなぜ思い通りに生きられないのだろう。
- その悩みの元はどこにあるのだろう。
探究していくうちに、人生の悩みの根源にインナーチャイルドがあるという考えに出会いました。
私にはとても納得のいく考えでした。
自身のインナーチャイルドを改善する取り組みを始めました。
その手ごたえを感じています。
今回は、波動医学や感情についての書籍を参考に、インナーチャイルドをトラウマのエネルギーとしてとらえる考え方を紹介します。
お読みくださって、インナーチャイルドへの理解を深めていただけると嬉しいです。
インナーチャイルドには2つの意味がある
インナーチャイルドの一般的な意味を調べてみるとその表現は様々です。
①内なる子ども
最もよく目に入るのは、インナーチャイルドは「内なる子ども」という表現です。
他には次のように表現されていました。
いくつかピックアップします。
- 内なる子ども
- 心の中にある子どもの時の自分
- 傷ついた子どもの心
- 幼少期の家庭環境に置いてトラウマとなった負の感情
- “自分の内側に子どもがいる”という風に見立てる考え方
- 潜在意識
- 子ども時代の記憶や心情
など。
こうやってみると、インナーチャイルドの定義はあいまいで、人によって捉え方が異なっていますね。
②トラウマのエネルギー
インナーチャイルドを波動医学ではどう扱うのでしょうか。
どうやら、インナーチャイルドはトラウマのエネルギーと考えるのがよさそうです。
波動医学は医学と名がついていますが、西洋医学とは異なり、代替医療の分野とされています。
波動医学では人間の身体には目に見える物質的身体と見えないエネルギー身体があると考えます。
そして、トラウマのエネルギーはエネルギー身体に存在するとされています。
どちらの解釈が正しいのか?
それでは、インナーチャイルドを「内なる子ども」と「トラウマのエネルギー」のどちらでとらえたら良いのでしょうか。
結論からいうと、癒しの方法によってどちらの解釈も使えます。
心の傷は目には見えません。
目に見えないと、とらえどころがなくてどう扱っていいかわかりません。
でも、「内なる子ども」と擬人化すれば扱いやすくなります。
実際、一般的なインナーチャイルドを癒すワークでは「あの、子どもの頃の自分」を思い出します。
人格を持ったような「あの、子どもの頃の自分」を通して、当時の気持ちや感情、本当の想に向き合っていきます。
一方、トラウマのエネルギーとしてとらえると、過去の出来事をまったく思い出せなくても扱える余地が生まれます。
私が扱うインナーチャイルド
あめのそよかぜではインナーチャイルドを次のようにとらえています。
- 乳幼児期から成人までの間の心の傷にまつわる想い、満たされなかった想い
- トラウマのエネルギー
胎児期〜生後3か月は、出生時のトラウマ「バーストラウマ」として扱います。
波動医学ではインナーチャイルドはメンタル体に存在する
インナーチャイルドのトラウマのエネルギーはエネルギー身体のどこにあるのでしょうか?
インナーチャイルドは、エネルギー身体のメンタル体にあると考えられています。
では、メンタル体とは何でしょうか?
波動医学について詳しくみていきましょう。
波動医学は生命エネルギーから考える医学
リチャード・バーガー著『ブレーショナル・メディスン いのちを癒す〈エネルギー医学〉の全体像』日本教文社(2000年)によると、人間は単なる物質ではなく、多次元的な生命エネルギーシステムの存在であるとしています。
波動医学は、従来の西洋医学とは異なるアプローチを取る代替医療の一形態です。
この分野は、人体とエネルギーの関係、特に「波動」や「エネルギーの流れ」に焦点を当てています。
多くの国や地域では、波動医学はまだ一般的な医療手段とは見なされていません。
補完的または代替的な選択肢として位置づけられることが多いです。
一部の患者や医療従事者の間では、このようなアプローチに対する関心が高まっています。
しかし、波動医学の科学的な根拠には疑問の声もあります。
このため、波動医学に興味がある場合、謳われる効果や研究内容を慎重に評価することが大切です。
波動医学での身体分類
波動医学での身体分類を簡単に解説します。
物質的身体
私たちがいわゆる「肉体」と呼ぶ身体のことです。
エネルギー身体
人間は単に物理的な身体(肉体)だけでなく、さまざまなエネルギーの層や異なる次元を有すると考えられています。
エネルギー身体という用語は、これらの物質を超えたエネルギー層や次元を表すのに使われます。
エネルギー身体はさらに次のように分類されます。
- エーテル体
- アストラル体
- メンタル体
- コーザル体
目には見えないものを表すのはとても難しいです。
簡易的に次の図のようにイメージするとわかりやすいと思います。
エーテル体
物質的身体(肉体)に重なって存在し、物質的身体の鋳型となります。
物質的身体とエーテル体の接触面に、東洋医学の経絡があり、氣が流れていると考えられています。
アストラル体
感情が属しています。
物質的身体に重なって存在し、感情体と呼ばれることもあります。
感情の座。
メンタル体
バーストラウマ、インナーチャイルド、エゴが属します。
アストラル体やエーテル体を囲み、それらを包み込んでいます。
精神の座。
コーザル体
今生より前の人生(過去生)において得られた経験や知識が蓄積されています。
過去生の座。
ハイヤーセルフ(高次の自己)と呼ばれることもあります。
感情はインナーチャイルドの状態を教えてくれる
インナーチャイルドと感情の関係
エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体は相互に影響します。
インナーチャイルドと感情の関係に注目しましょう。
メンタル体(インナーチャイルドのエネルギー)とアストラル体(感情のエネルギー)は接しているので、インナーチャイルドが反応すると感情が表れてきます。
つまり、感情はインナーチャイルドの状態を教える役割をしています。
インナーチャイルドと感情の関係をまとめてみました。
- インナーチャイルドが反応して感情が表れる。
- インナーチャイルドが大きいと感情のアップダウンが大きくなりやすい。
- 感情を感じ切ればインナーチャイルドが扱いやすくなる。
- 感情がたまり込めばインナーチャイルドの固着化が進む。
感情を感じ切る重要性
感情は感じ切ることが重要です。
感じなかった感情はアストラル体にたまり込みます。
すると、隣りのメンタル体にあるインナーチャイルドはより固まって大きくなると想像されます。
逆にいうと、感情を感じ切ればアストラル体やメンタル体が良い状態になると考えられます。
ひいては、エーテル体、物質的身体にも良い影響があるのではないでしょうか。
私が、感情カウンセリングやヒーリングを提供しているのはここに可能性を感じるからです。
この記事の参考書籍
この記事は、次の波動医学や感情に関する書籍を参考にしています。
リチャード・バーガー著(2000年)
バイブレーショナル・メディスン いのちを癒す〈エネルギー医学〉の全体像
日本教文社
谷 孝祐著(2014年)
感情の取扱説明書
みらいパブリッシング
まとめ:悩みから解放され人生を豊かにするために
この記事では、波動医学の視点から私たちが持つ目に見えないエネルギー身体に注目しました。
そして、インナーチャイルドをトラウマのエネルギーとして捉えました。
感情は、インナーチャイルドの状態を映し出す鏡です。
感じ切らなかった感情は心と体に影響を及ぼします。
私は感情カウンセリングやヒーリングを通じて真に人間らしく健康に生きる方法を追求しています。
このアプローチにご興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
豊かな人生への一歩をご一緒に踏み出しましょう。
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