- 服選びが苦手になる原因のひとつは親子関係
- 親は誰だって毒親の面がある
- おしゃれ心を呼び起こすチャレンジ3つ
子どもの頃、ドレッサーを勝手にいじって、化粧水を顔にピタピタ、口紅を引いてニッコリなんて思い出はありませんか。
服も「これが着たい!」で選んでいませんでしたか。
子どもの頃の自由な感覚を持ち続けているなら服選びで悩むことはありません。
服選びが苦手だなと感じているなら、自分の感覚や満足より他のものを子どもの頃の楽しさやワクワクをどこかに置いてきてしまったからかもしれません。
一体、どこに置いてきてしまったのでしょうか。
今回は、服を選べなくなった根源的な理由と、そんな自分を変える方法をお伝えします。
母親からの否定的な言葉や態度
おしゃれに関して、親から言われたくなかった言葉があると思うのですがいかがでしょう。
言われ続けて呪縛になってしまっている言葉があると思います。
いくつか挙げてみます。
自分の好みを押し付けてくる
子どもが選んだものと自分の好みが合わない時に、子どもを否定する言葉。
- ダメね、こっちがいいわよ、こっちにしなさい。
- その恰好は変だわ。こうしなさい。
- いや~ね、何?その派手な化粧。もっと薄く、控えめに。
- その色、似合ってないわね。
女らしさ(女性性)を否定する
- その服はあなたに似合っていない。
- スカートはダメ、パンツにしなさい。
- そんな恰好していると痴漢に合うわよ。
- 色気づいて気持ち悪い。
- おしゃれしたって何もならないわ。
子どもは親に顔色を見る
インナーチャイルドとは
幼少期の満たされなかった欲求や傷ついた体験がインナーチャイルドと呼ばれるトラウマです。
主に親との関係でできる心の傷がインナーチャイルドと呼ばれるものです。
最近「毒親」という言葉が聞かれるようになりました。
毒親とは、子どもを自分の支配下に置こうとし、ネガティブな影響を及ぼす親をいいます。
親は良きにしろ悪きにしろ子どもに影響を与えます。
親とはそういうもの。
ネガティブな面にフォーカスしたら、どの親も毒親です。
おしゃれについては、母親からの影響を受けている場合が多く見受けられます。
自分の子どもとの心理的距離がとても近くて母子一体感が強い母親は、子どもを自分と対等なひとりの人として尊重することができません。
親子関係を対等ではなく上下と思い違いをしています。
子どもの事は自分事のように、子どもに対して過干渉や束縛、命令をしてきます。
子どもが自分の思い通りにならなくてイライラした母親から感情や言葉をぶつけられると、子どもは自分らしくいることより親の顔色をうかがい、親の言うことに従うことで自分の存在価値を示そうとします。
親に従って我慢する子どもは自分の欲求を満たすことができず、心は傷つき、インナーチャイルドが生まれます。
バーストラウマが大きいとインナーチャイルドが形成されやすい傾向があり、「自分には価値がない」と自分をますます否定してしまいます。
おしゃれは自分を表現することです。
親に従うことで自分らしさを失っては、おしゃれをどうしていいかわからないし、楽しめないですよね。
結果、どうせ似合わない、どうせ綺麗じゃない、どうせ何を選んでも一緒、どうせ楽しくないもん…となります。
母親が自分が女性であることを心のどこかで否定し禁じていると、女らしさ(女性性)を子どもの中に見つけ時にこれを否定してきます。
簡単に言うと、女の子らしい恰好をしていたら怒りをぶつけてくるのです。
いかがですか。
思い当たる言葉はあったでしょうか。
おしゃれを楽しめるようになるには、この呪縛から自由になることです。
心をチェンジする3つ方法
おしゃれを楽しめるようになるための方法を3つご紹介します。

①インナーチャイルドを癒すワーク
このワークではインナーチャイルドを癒します。
どんな出来事?
どう嫌だったの?
その時どう思ったの?
できるだけ詳しく思い出せるといいですが、無理せずにできる範囲で行いましょう。
悲しかった?腹が立った?
出てきた感情を感じてみましょう。
感じるというのがよくわからないなら、紙に書き出してみます。
罵詈雑言、なんでもOK。
感情が高じて涙があふれてきたなら、泣いていいですよ。
思いっきり泣きましょう。
腹が立ったり、悲しくなるのは自然なことです。
あの頃の感情をしっかり解放することが大切です。
イメージの中で子どもの自分に伝えてみましょう。
子どもの自分をハグしてあげたくなったらしてあげてくださいね。
おしゃれを楽しめそう?
楽しんでみようと思える?
ワークが終わっておしゃれに対する考え方、感じ方が変化しましたか?
おしゃれを楽しんでもいい、大丈夫と思えるようになるまでこのワークを繰り返していきます。
急がず、慌てず、頑張りすぎないで。
丁寧にゆっくりと。
ワークがうまくいかない時、貴女が悪いのではありません。無理せずに休んでくださいね。
うまくいったら、具体的におしゃれに一歩踏み出してみましょう。
②自分の枠を壊すチャレンジをする
③カウンセリング

子どもの頃のことを思い出せない、あるいは、一人ではワークがうまくいかない場合はカウンセラーの手を借りることをお勧めします。
安心してなんでも話せる場でカウンセリングを受けて、おしゃれを楽しめない心の原体験に気づいた方はたくさんいらっしゃいます。
カウンセラーから答えを教えてもらうより、ご自身で答えを見つけることが大切。
「あ、わかった!」と納得もでき、自分のことを自分がわかってあげられて自己肯定につながります。
自己肯定を得ることは、おしゃれの他にも人生を楽しめるようになるためにとても大切なことです。
おしゃれを心から楽しむためには、母親から否定されてできた自分をひっくり返し、自己肯定をあげることが早道です。
そのためのお手伝いが感情カウンセリング・通常セッションです。
③ヒーリング
残念ながら、①のワークや②のカウンセリングでは、ご自身が思い出せる範囲のことしか扱うことができません。
つらかったこと、悲しかったことには触れたくありませんよね。
思い出せないように心の奥に固く固く仕舞い込み、ワークや感情カウンセリングがうまくいかないことがあります。
このような場合は、思い出せないままでもOKなヒーリングがあります。
まとめ
おしゃれを楽しめない心にはバーストラウマやインナーチャイルド、子どもの頃の親子関係が深く関係しています。
心の傷を改善することで、自分らしさが発掘され、生まれ持っていたおしゃれを楽しむ心が芽吹いてきます。
おしゃれを楽しめる心になるために3つの方法を紹介しました。
スタイリスト、パーソナルカラー診断、ファッションカウンセリングなどを受けても今一つ楽しくなれない方にお勧めの方法です。
コメントのご入力はこちら