おしゃれしたいけれど自分には無理、私は苦手と思っていませんか。
どうせ似合わない、どうせ綺麗じゃない、どうせ何を選んでも一緒、どうせ楽しくないもん…。
その一方で、私だって本当は楽しみたい!と願っていませんか。
おしゃれを楽しみたいけど楽しめない心の構造と、そんな自分を変える方法をお伝えします。
おしゃれを楽しめるようになれると笑顔が増えます。
笑顔が増えると、毎日がもっと楽しくなります。
心の構造:おしゃれを楽しめない心はいつ生まれるのか?
子どもの頃、お母さんがお化粧しているのを見て、お母さんが居ない間に口紅を引くなんて話はよくあります。
ドレッサーを勝手にいじって、化粧水を顔にピタピタ、口紅を引いてニッコリ、その後、お母さんにこっぴどく叱られたなんて思い出はありませんか。
これは、お母さんが大好きでお母さんの真似をしているのですが、お化粧をする楽しさを知る体験になります。
その時の楽しさやワクワク、ドキドキを持ち続けることができたなら、おしゃれ大好きさんに育ったことでしょう。
今、おしゃれが苦手、楽しくないと思うのは楽しさやワクワクをどこかに置いてきてしまったからです。
一体、どこに置いてきてしまったのでしょうか。
生まれる前、生まれる時の想い
ほとんどすべての人には、バーストラウマという心の傷があります。
生まれてくる前、お母さんのお腹の中にいる時に、赤ちゃんはお母さんのことや周りのことをよくわかっています。
お母さんの体調がつわりなどで良くないと、赤ちゃんによっては「お母さんが苦しんでいるのは私のせいかもしれない」と思うことがあります。
私自身、退行催眠で、母親がつわりの吐き気で食事が食べられないのを自分のせいだと思っていたのを思い出しました。
お父さんとお母さんが夫婦喧嘩をしたとしましょう。
「夫婦喧嘩は犬も食わない」と言いますが、お腹の赤ちゃんは「自分が悪い、自分のせい」と思ったりします。
誕生の時。
今まで安全に守られた子宮から外の世界に出ていく時です。
へその緒からの酸素が少なくなる中、せまい産道を押し広げて外へ出てくるのは、赤ちゃんにとっても大変なことで苦痛を伴うといわれています。
やっと外の世界に出てきたら今度は新生児室に連れて行かれお母さんと離れ離れになると、独りぼっちの怖さ、寂しさ、悲しさを感じます。
心の傷バーストラウマはこうしてでき、バーストラウマの大きな赤ちゃんは次のような想いを心の奥底に抱えてしまいます。
- 自分は生まれてきて良かったのか?
- 自分は価値のない人間だ
その後、成長過程でこの想いが変化して「おしゃれなんてしてはいけない」「おしゃれをする価値は自分にはない」と自分を否定(自己否定)してしまうのです。
自己否定は、おしゃれだけでなく、人生の様々な場面で生きている喜びをしぼませてしまいます。
おしゃれだけじゃなく、今の生活に安らぎや満足が得られていないのなら、バーストラウマの影響が考えられます。
誕生までにおしゃれを楽しめない心の芽があったなんてびっくりですね。
生まれてからの親の影響
生まれてから、主に親との関係でできる心の傷がインナーチャイルドと呼ばれるものです。
最近「毒親」という言葉が聞かれるようになりました。
毒親とは、子どもを自分の支配下に置こうとし、ネガティブな影響を及ぼす親をいいます。
親は良きにしろ悪きにしろ子どもに影響を与えます。
親とはそういうもの。
ネガティブな面にフォーカスしたら、どの親も毒親です。
おしゃれについては、母親からの影響を受けている場合が多く見受けられます。
自分の子どもとの心理的距離がとても近くて母子一体感が強い母親は、子どもを自分と対等なひとりの人として尊重することができません。
親子関係を対等ではなく上下と思い違いをしています。
子どもの事は自分事のように、子どもに対して過干渉や束縛、命令をしてきます。
子どもが自分の思い通りにならなくてイライラした母親から感情や言葉をぶつけられると、子どもは自分らしくいることより親の顔色をうかがい、親の言うことに従うことで自分の存在価値を示そうとします。
親に従って我慢する子どもは自分の欲求を満たすことができず、心は傷つき、インナーチャイルドが生まれます。
バーストラウマが大きいとインナーチャイルドが形成されやすい傾向があり、「自分には価値がない」と自分をますます否定してしまいます。
おしゃれは自分を表現することです。
親に従うことで自分らしさを失っては、おしゃれをどうしていいかわからないし、楽しめないですよね。
結果、どうせ似合わない、どうせ綺麗じゃない、どうせ何を選んでも一緒、どうせ楽しくないもん…となります。
親から言われたくなかった言葉
おしゃれに関して、親から言われたくなかった言葉があると思うのですがいかがでしょう。
言われ続けて呪縛になってしまっている言葉があると思います。
いくつか挙げてみます。
自分の好みを押し付けてくる
子どもが選んだものと自分の好みが合わない時に、子どもを否定する言葉。
- ダメね、こっちの方がいいに決まってる、こっちにしなさい。
- その恰好は変ね、こうしなくっちゃ。
- いや~ね、何その派手なお化粧、もっと薄く!控えめにね。
- その色、ダメじゃない!似合ってないわね。
女らしさ(女性性)を否定する
母親が自分が女性であることを心のどこかで否定し禁じていると、女らしさ(女性性)を子どもの中に見つけ時にこれを否定してきます。
簡単に言うと、女の子らしい恰好をしていたら怒りをぶつけてくるのです。
- その服はあなたには似合っていない。
- スカートはダメ、パンツにしなさい。
- そんな恰好をしていると痴漢に会うわよ。
- 色気づいて気持ち悪い。
- おしゃれしたって何にもならないわよ。
いかがですか。
思い当たる言葉はあったでしょうか。
おしゃれを楽しめるようになるには、この呪縛から自由になることです。
おしゃれを楽しめる心になるための3つ方法
おしゃれを楽しめるようになるための方法を3つご紹介します。
①自分でできるワーク
このワークではインナーチャイルドを癒やします。
- 子どもの頃のおしゃれにまつわる嫌な思い出を詳しく紙に書き出してみましょう。
どんな出来事?
どう嫌だったの?
その時どう思ったの?
できるだけ詳しく思い出せるといいですが、無理せずにできる範囲で行いましょう。 - その時の気持ちを感じてみましょう。
悲しかった?腹が立った?
出てきた感情を感じてみましょう。
感じるというのがよくわからないなら、紙に書き出してみます。
罵詈雑言、なんでもOK。
感情が高じて涙があふれてきたなら、泣いていいですよ。
思いっきり泣きましょう。
腹が立ったり、悲しくなるのは自然なことです。
あの頃の感情をしっかり解放することが大切です。 - その頃の子どもの自分に今の自分ならどう言ってあげますか。
イメージの中で子どもの自分に伝えてみましょう。
子どもの自分をハグしてあげたくなったらしてあげてくださいね。 - 今の自分に質問をしましょう。
おしゃれを楽しめそう?
楽しんでみようと思える?
ワークが終わっておしゃれに対する考え方、感じ方が変化しましたか?
おしゃれを楽しんでもいい、大丈夫と思えるようになるまでこのワークを繰り返していきます。
急がず、慌てず、頑張りすぎないで。
丁寧にゆっくりと。
ワークがうまくいかない時、貴女が悪いのではありません。無理せずに休んでくださいね。
うまくいったら、具体的におしゃれに一歩踏み出してみましょう。
②感情カウンセリング
子どもの頃のことを思い出せない、あるいは、一人ではワークがうまくいかない場合はカウンセラーの手を借りることをお勧めします。
安心してなんでも話せる場でカウンセリングを受けて、おしゃれを楽しめない心の原体験に気づいた方はたくさんいらっしゃいます。
カウンセラーから答えを教えてもらうより、ご自身で答えを見つけることが大切。
「あ、わかった!」と納得もでき、自分のことを自分がわかってあげられて自己肯定につながります。
自己肯定を得ることは、おしゃれの他にも人生を楽しめるようになるためにとても大切なことです。
おしゃれを心から楽しむためには、母親から否定されてできた自分をひっくり返し、自己肯定をあげることが早道です。
そのためのお手伝いが感情カウンセリング・通常セッションです。
③ヒーリング
残念ながら、①のワークや②のカウンセリングでは、ご自身が思い出せる範囲のことしか扱うことができません。
つらかったこと、悲しかったことには触れたくありませんよね。
思い出せないように心の奥に固く固く仕舞い込み、ワークや感情カウンセリングがうまくいかないことがあります。
このような場合は、思い出せないままでもOKなヒーリングがあります。
当サイト「あめのそよかぜ」では、ヒーリング(インナーチャイルドリーディング付き)を提供し、誕生の時から成長するまでに作られたトラウマ、バーストラウマやインナーチャイルドに対応しています。
まとめ
おしゃれを楽しめない心にはバーストラウマやインナーチャイルド、子どもの頃の親子関係が深く関係しています。
心の傷を改善することで、自分らしさが発掘され、生まれ持っていたおしゃれを楽しむ心が芽吹いてきます。
おしゃれを楽しめる心になるために3つの方法を紹介しました。
スタイリスト、パーソナルカラー診断、ファッションカウンセリングなどを受けても今一つ楽しくなれない方にお勧めの方法です。
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